【コラム】千紗都と涼夏の二人用ボードゲーム10連戦

このコラムについて
『キタコミ!』という、ほのぼの学園百合小説があって、その番外編『ボードゲーム』の中で、主人公の千紗都と親友の涼夏が、二人用のボードゲームを10個プレイしています。
このコラムは、『キタコミ!』の読者向けに、それぞれのゲームを簡単に解説したものです。小説の読者が、少しでもボードゲームを好きになってくれたらと思います。
逆に、全然小説は知らないけれど、偶然このページを目にした人が、『キタコミ!』に興味を持ってくれたら、それも嬉しいです。
いきなり番外編『ボードゲーム』からお読みいただいて構いません。「二人は同じ高校の帰宅部で、仲良しの女の子」という情報以外に、必要な知識はありません。

ボードゲームには2人でもできるゲームと、2人専用のゲームがあって、今回やったのはほとんど2人専用ゲームだね。

次は2人でもできるゲームもやりたいし、みんなでも遊びたいね!

概要でいきなり締めの挨拶みたいなのやめて。
ゲームは簡単なものからスタートして、だんだん難しいゲームになっています。
2021年現在、いずれも入手またはボードゲームカフェなどでプレイしやすいゲームばかりですので、この通りに10ゲームやってみるのも面白いと思います。
いずれも簡単な説明とともに、詳細レビューへのリンクを貼っています。気になった人は是非チェックしてみてください!
ブロックス・ミニ


テトリスみたいな色んな形のブロックを、交互に置いていくゲームだね。自分のブロックは角が接するように置くよ。

相手の陣地にぬるぬる入り込んでいくのが楽しいゲームだね!
コリドール


ポーンを進めたり壁を置いたりしながら、自分のポーンを相手側まで持って行けたら勝ち。相手が絶対にゴールできないようには壁を置けないよ。

自分で作った迷宮を、自分で泣きながら進むゲームだね!
TOKYO HIGHWAY


柱と道を置いて、高速道路を作るよ。相手の道と交差するように道が置けたら、その上に車を置いて、先に車を全部置いた方が勝ち。

ゲームが終わった後に写真を撮りたくなるね。
パッチワーク


ボタンを払ってタイルを取っていって、取ったタイルでボードを埋めるゲーム。取るたびに時間が進んで、決算のたびにまたボタンがもらえる。

運の要素が一切ない難しいゲームだけど、テーマが可愛いから気にならないね。
バトルライン


二人の間に置いた9個のポーンの前にカードを並べて、役の強さでポーンを取り合うよ。役はポーカーみたいな感じ。

だんだん置きたくなくても置かなくちゃいけなくなるもどかしさが気持ちいいね!
路面電車


鉄道ゲーム。この辺からルールが難しくなるね。小さい数字から順番に、自分の前に同じ色のカードをどんどん並べるゲーム。

説明が雑になってきたね。

一言で説明できるレベルじゃなくなってきた。自分の前に並べたカードを決済するために、同じ色のカードを他にも使わなくちゃいけない、もどかしいゲームだね。

もどかしさが気持ちいいね!
ル・アーブル内陸港


資材とお金で建物タイルを取り合うゲーム。

雑! グルグル回るダイヤルでラウンドを管理して、ラウンドごとに取れる建物タイルが増えていくね。

取った建物タイルは、使わずに置いておくと効果が強くなるけど、相手のタイルも使えるから、油断すると使いたい建物を使われちゃうね。
世界の七不思議デュエル


3世代に渡ってディスプレイから交互にカードを取って、取ったカードの効果を使ってあれやこれやするゲーム。

赤のカードで軍事勝利とか、緑のカードで科学勝利もできるけど、せっかくだから最後に得点計算したさあるね。
横濱紳商伝デュエル


えーっと、明治時代の横浜で、基本的にはお茶とか魚とか集めて注文書を達成して、点数を稼ぐゲーム。

とにかく要素が多いね。早い者勝ちで、自分の持ってるワーカーをエリアカードに置いて、そのエリアカードの効果が得られる、ワーカープレイスメントっていうタイプのゲームだね。

私の理解を超えた。

ゲーム選んだの涼夏だから!
アルルの丘


これもワーカープレイスメントだね。夏と冬を計9ラウンド繰り返して、各ラウンド4ワーカー、合計36手番で牧場を作るゲーム。

羊が可愛い。

先にやった『パッチワーク』と『ル・アーブル:内陸港』と、同じ人が作ったんだって。

たくさんの楽しいゲームをありがとうございますだね。
まとめ
ということで、二人用のゲームを10個紹介しました。実際の二人の勝ち負けは、是非小説でご確認ください。
改めて小説を読み返したら、二人にまた違うゲームもやらせてみたくなりました。この小説を書いたのは2021年の年始で、他のコラムに書いた通り、それからたったの半年で20万円近くゲームを買いました。
所有している二人用ゲームだけでも、『アクロティリ』や『ローゼンケーニッヒ』、『エレメンツ』、『マンダラ』など、もう10個は書けるし、もちろん『アグリコラ』や『ロシアンレールロード』など、二人でも楽しめるゲームもたくさんあります。
それに、帰宅部は3人いますし、小説のメインキャラは4人いるので、二人用にこだわる必要もないのかなとも思います。
先のことはわかりませんが、『第19話 7』では『ナンジャモンジャ』と『ディクシット』で遊んでいます。是非そちらもお楽しみください。

帰宅部とボードゲームは相性がいいね。

やってるの、大抵土日だけどね。放課後に教室でやる?

それもう、帰宅じゃないから! 帰宅部の誇りを失わないで!

謎のこだわり……。