【レビュー】ル・アーブル:内陸港*建物を建ててお金を稼ごう!

2021年8月15日

ル・アーブル:内陸港

概要

2人用。31種類の建物を2人で取り合い、その効果を使って品物やお金を得て、さらに建物を建てる。

建物の効果は、建てた次のターンから使えるが、待てば待つほど効果が強くなっていく。ただし、1金支払うことで相手の建物を使うこともできるため、タイミングよく使うことが求められる。

ゲームは12ラウンド行われ、各ラウンド、両者合わせて奇数回の手番が行われるのも特徴的。つまり、1ラウンド目がA→B→Aなら、2ラウンド目はB→A→Bの順になる。

建物はそれぞれ価値を持っていて、その価値の分のお金と、所持金の合計で勝敗を競う。

ラウンドについて

プレイヤーはそれぞれ、下のような個人ボードを持つ。先手プレイヤーがA~Fのボードを取り、後手プレイヤーがG~Lのボードを取る。

1ラウンド終わるごとに、ダイヤルが回る。1~3ラウンド目は合計3手番、4~6ラウンド目は合計5手番、7~9ラウンド目は合計7手番、10~12ラウンド目は合計9手番行う。

ボード上で、今何ラウンド目(A~L)で、合計何手番あり、どっちが先手かわかるようになっている。

建物について

建物もA~Lまであり、それぞれそのラウンドになると取れるようになる。Aは5枚、BとJ~Lは3枚、C~Iは2枚の計31枚。

建物にはそれぞれ、上から建設コスト、価値、機能が書かれている。

上の例だと以下のようになる。

資材市場:木材1レンガ2で獲得できる。価値は12金。木材またはレンガを右に2~4マス移動する。(後述)

礼拝場:食料(小麦または魚)8で獲得できる。価値は14金。小麦と魚を右に2~4マス移動する。

埠頭:10金で獲得できる。価値は22金。好きな品物を右に2~4マス移動した後、好きな品物を2つ、1マスずつ右に移動する。

獲得した建物は、バーのすぐ後ろ、0の位置に置く。ラウンドが進み、バーが回転することで、この建物の効果が2、3、4と増えていく

品物について

品物は木材、レンガ、小麦、魚の4種類あり、下のようなボードで個数を管理する。

建物の効果により、指定された色のキューブを矢印の方向に動かして、品物を増やす(時には減らす)。

コストを支払う際は、左に動かせば1、下に動かせば3減るようになっている。ただし、もし一番左端にある時に、1~2を支払おうとしても、下に動かすしかできない。お釣りは出ない。

ルール

まず両者、2枚のボードを取り、それぞれ品物のキューブを初期位置に置く。所持金は3金。

建物をA~Lまで、両者の中央に並べる。新しいラウンドが始まると、そのアルファベットの建物が取れるようになる。

手番では、建物を建てる使うかを行う。

建てる:建設コストを支払い、自分のボードの0の位置に置く。

使う:利用可能な建物を選び、効果を適用する。使ったら0の位置に置く。1金支払って相手の建物を使うこともできる。その場合も、相手は同じようにその建物を0の位置に置く。

追加アクションとして、自分の建物を任意の個数、ストックに売却できる。建物の価値の半額を受け取り、売却された建物は再びどちらのプレイヤーも建設できるようになる。

ラウンドが終了すると、両プレイヤー、バーを動かす。この時、建物が「!」のスペースにあったら、強制的に売却される。(なるべくそれまでに使おう)

12ラウンドでゲーム終了。建物の価値と所持金の合計で勝敗が決まる。一部の建物は品物の個数がお金になるので、それも加算する。

感想

購入後、しばらくこればかりやっていたくらい、リプレイ性もあって面白いです。運要素は一切ないゲームですが、そこまで深く悩みません。(自分の建物を相手に使われることがあるので、あまり先まで考えてもそのようにできないからです)

何度かプレイしたら、「曜日市」の建物がやや強いかなと感じました。これはGの建物なので、必要な品物を集めておけば必ず先手が獲得できます。

また、30金で取れて50金の価値のある「セーヌ橋」を取った方が勝者になるケースが多いです。これは、「セーヌ橋」が強いというより、それを取れるようなプレイングが強いと考えられます。「セーヌ橋」はKの建物なので、これも30金持っていれば、先手プレイヤーが必ず獲得できます。

そのことから、少し先手有利かなとも思いますが、「曜日市」を取るには食料が10必要で、相手はそれを積極的に潰すプレイングも可能です。

勝者は大体220~240点くらいになります。

華やかなゲームではないですが、ギミックが面白く、短い時間でドイツゲームを深く楽しめる一作。是非プレイしてみてください。

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