【レビュー】スコットランドの領主たち/ロード・オブ・スコットランド

2022年5月12日

スコットランドの領主たち
スコットランドの領主たち

概要

1から12の強さを持つ氏族カードを使って武力を競い、勝利して40点を目指すカードゲーム。

氏族の種類は全8種類、それぞれ1から12の強さがあり、これらを山にして5枚を手札にする。

手番では徴兵(カードを引く)か配備(カードをプレイする)のどちらかを行う。

1戦闘5手番行い、配備した武力が高い順に「支援者」(この戦闘の勝利点)を獲得する。

戦闘を繰り返し、「支援者」が40点を超えたらゲームが終了し、最も得点の高いプレイヤーが勝利する。

※本レビューは、ホビージャパンが『スコットランドの領主たち』として発売した内容に基づいています。アークライトの『ロード・オブ・スコットランド 完全日本語版』とはルールが異なる可能性がありますのでご注意ください。

カードについて

コンポーネントはカードだけで、イニシアチブカードが1枚と、氏族カードが98枚入っている。

氏族カードは8種類の氏族カードがそれぞれ1~12の12枚ずつ、それに2枚のブルース氏族がある。

カード右上の小さな数字は「格」を表し、98枚のカードに連番で振られている。引き分けの際に使用する。

上部には氏族の「血統」が書かれているが、色でも判別できる。

左上に書かれた数字は「武力」で、この武力の合計で勝敗を競う。

左側には「能力」が書かれている。

能力について

プレイしたらすぐに発動する能力

Discard another Clan 他プレイヤーの配備済みの氏族カードを1枚捨てる。

Swap with another Clan このカードを、他プレイヤーの配備済みの氏族カード1枚と交換する。

Muster another Clan 追加で氏族カードを配備する。

Copy another power 配備済みのいずれかの氏族カードの能力をコピーする。(他のプレイヤーのカードでもよい)

Draw a Card 山札からカードを1枚引いて手札に加える。

Swap with a Supporter このカードを、「支援者」の内の1枚と交換した後、配備する。(交換後のカードの能力は発動しない)

戦闘終了時に発動する能力

Claim two Supporters 戦闘終了後、「支援者」を2枚獲得できる。

Do not discard this Clan 戦闘終了後、このカードは次の戦闘まで配備されたままになる。(通常、配備したカードはすべて捨て札になる)

Join each Bloodline ブルース氏族の能力で、他の氏族として扱ってもよい。(戦闘は同一氏族のカードだけを配備すると武力が倍になる)

ルール

戦闘を繰り返し、「支援者」を獲得していく。

1戦闘は5ラウンドで構成され、5ラウンド終了時点で、配備したカードの武力が高いプレイヤーから順に「支援者」を獲得する。

準備

各プレイヤー、カードを5枚ずつ配る。

山札から裏向きで5枚並べて、「徴兵場」とする。

また、プレイヤー人数枚のカードを表向きで並べて、「支援者」とする。

手番

スタートプレイヤーの場合、初めに「徴兵場」の裏向きのカードを1枚、表向きにする。(つまり、5ラウンドですべてのカードが表向きになる)

その後、「徴兵」か「配備」のいずれかを行う。

「徴兵」

「徴兵場」からカードを1枚引いて、手札に加える。その後、「徴兵場」にカードを補充する。

表向きのカードを引いたら表向きで、裏向きのカードを引いたら裏向きで補充する。

すでに手札が10枚ある場合は「徴兵」はできない。

「配備」

手札を1枚、表向きか裏向きでプレイする。

表向きでプレイした場合、そのカードの武力未満のカードがいずれの軍勢にも配備されていなければ、能力を使用することができる。(4が出ていたら5は使えないが、5が出ていても5は使える)

※他のレビューサイトなどで、最も小さい数字を更新した際に能力が使用できるという記述も見られます。説明書には「If you play your card face-up and there is no other card in the skirmish with a LOWER strength than your card, ~」とあるので、LOWERが大文字で強調していることからも、未満のカードさえ出ていなければ使用できると判断しました。ホビージャパンの日本語の説明書にもそう書かれています。

また、そのようなルールにしないと、スタートプレイヤーが初手で「1」を使った時、その戦闘中、他のプレイヤーはまったく能力を使えなくなってしまいます。BGGでも「Power cards at the same level」というスレッド内で、「You can activate the power if less than OR equal to the lowest card」という回答がされています。

戦闘の終了

5ラウンド終了後、裏向きに配備したカードは表向きにして、各プレイヤー、武力を合計する。

この時、2枚以上配備していて、かつすべて同じ氏族の場合、武力が2倍される

武力の高い順に「支援者」を獲得し、点数がわかるように手元に置く。

その後、「支援者」「徴兵場」、各プレイヤーが配備したカードを捨て札にして、次の戦闘を行う。手札は引き継ぐ

最も武力の高かったプレイヤーがイニシアチブカードを受け取り、そのプレイヤーから次の戦闘をスタートする。

ゲームの終了

いずれかのプレイヤーの点数が40点に達したらゲーム終了。

最も点数の高いプレイヤーが勝利する。

4~5人プレイの場合

能力が使用できない条件を、同一氏族に限定する

3人プレイでは、青の5をプレイした場合、黄色の4がプレイされていたら能力が使えなかったが、同じ氏族(青)の4以下のカードがプレイされていなければ能力を使用できる。

感想

戦略的で面白い。

数字の小さいカードは武力としては役に立たないが、小さければ小さいほど能力を行使できる。

手札は持ち越せるため、「支援者」のラインナップを見ながら、どこで勝負をかけるかを考えることもできる。「Swap with a Supporter」の能力で「支援者」を変えられるのも良い。

基本的には「徴兵場」のカードをめくることができるスタートプレイヤーが有利だが、後手番の方が状況を見てカードを出せるので、そこで先手・後手のバランスが取られていると感じた。(それでも、スタートプレイヤーは最初のカードの能力を使用できるので、やはり強い)

運の要素はあるが、2、3戦闘で終わるゲームではないので、総合的にはあまり大きく影響しない。

プレイ時間は35分とあるが、35分では終わらないかな。獲得できる「支援者」の点数が平均5でも8戦闘もかかる。

プレイ感はずっと変わらないので、ゲーム終了得点を調整するのもいいかもしれない。

オススメのカードゲーム。

スポンサーリンク