【レビュー】トスカーナの城*ヘクスタイルで王国を築こう!

2022年5月20日

トスカーナの城

概要

カラフルな地域ボードの上に、村や農業、修道院などのタイルを置いていき、国を作るゲーム。

個人ボード上の3つあるタイルの山が1つなくなるごとに得点計算を行い、誰かの3つめの山がなくなったら、もう1手番ずつ行って終了。

程よい中量級のゲーム。

準備

下は2人プレイの準備を終えた写真。準備において、人数による違いは無い。

各プレイヤー、カラフルな地域タイルを3枚受け取り、自由に組み合わせる。裏にA、B、Cがあるので、それらから1枚ずつ取る。

個人のヘクスタイルは22枚あり、両面深緑の城のタイルを、地域ボードの3ヶ所ある同じ色のマスの内のいずれかに配置する。残りは7枚ずつの裏向きの山にして、個人ボードの一番上に置く。

得点マーカーは、片方を内側の赤の50に、もう片方を外側の緑の50に置く。

各プレイヤー、地域カードを5枚、手札に持つ。

裏がベージュのヘクスタイルはすべて裏向きで積んだ後、8枚を表向きにしてテーブル中央に置く。

手番

手番で行えることは、地域カードを3枚引くか、ヘクスタイルを1枚取るか、ヘクスタイルを1枚置く

地域カードを3枚引く:山札から3枚引いて手札に加える。手札の上限はない。また、個人ボードに地域カードを引くタイルを置いていたら、その枚数分だけ多く引ける。

ヘクスタイルを1枚取る:テーブル中央の8枚の内の1枚を取り、個人ボードの保管スペースに置く。置いたら、個人ボードのヘクスタイルを左の山から1枚取ってテーブル中央に置く。

ヘクスタイルを1枚置く:置きたいタイルの色と同じ地域カード2枚(別の同色2枚で1枚分にもできる)を捨て札にして、保管スペースに置いたヘクスタイルを地域ボードに置く。この時、すでに置いてあるヘクスタイルに隣接していなくてはいけない。置いた時、1~3マスの地区がすべて埋まったら、即時点数が入る。

得点計算

ヘクスタイルを取るアクションを行うと、個人ボードのヘクスタイルが減っていくシステムになっている。いずれかのプレイヤーの一番左の山がなくなったら、そのターンで1ラウンド終了する。

次に、いずかのプレイヤーの真ん中の山がなくなったら、そのターンで2ラウンド終了する。

第3ラウンドは、いずれかのプレイヤーのヘクスタイルがすべてなくなったら、そのターンの後、全員がもう1手番ずつ行って終了する。

終了するごとに、緑の得点トラックの点数を赤の得点トラックに加算する。最終ラウンドは、個人ボード上のヘクスタイル、ワイルドヘクス、大理石、労働者ごとに1点を、赤の得点トラックに加える。

最終的に、赤の得点トラックが最も進んでいるプレイヤーが勝利する。

ヘクスタイル

8色あり、いずれも地域ボードに配置した瞬間に、効果が得られる。

城(深緑):テーブル中央の8枚のタイルの内のいずれかを、地域カードを使わずに即座に地域ボードに配置できる。さらにそのタイルの効果も得られる。

都市(赤):地域ボードを強化できるタイルを得る。

宿屋(青):ワイルドヘクスを得て、地域ボードの保管スペースに置く。地域カードを使って好きな場所に置くことができる。

農業(薄緑):中にオリーブ、ブドウ、小麦、家畜の絵が描いてあり、同じ地区内でその種類に応じて点数が得られる。

採石場(灰色):大理石を得る。大理石は任意のアクションを打つことができる。

村(オレンジ):労働者を得る。労働者は任意の地域カードになる。

修道院(黄色):地域カードを3枚引く。

荷馬車(ベージュ):産出カードを1枚引いて、その効果を即座に得る。

プレイ

手札が青ばかりだが、最初に置いた城のタイルに隣接する場所に青がないので、とりあえずカードを引くことにする。

次のターン、場から赤色のタイルを取って個人ボードに置き、自分の一番左の山から取ったタイルを場に置いた(偶然同じ赤だった)。

地域カードに赤色がないが、どうせ当分青は必要ないので、青を4枚使って赤のタイルを配置した。

赤の地区は1マスのため、1点入り、都市の効果でヘクスタイルの保管スペースを追加した。これが即座に2点入り、計3点入る。

これを繰り返し、やがて個人ボードの左端の山がなくなった。

自分がスタートプレイヤーなので、相手も手番を行った後、得点計算を行う。緑のトラックの得点を赤のトラックに加算する。(黄色が1つ進んでいるのは、産出カードによる)

これを繰り返していき、最終的に赤のトラックの点数で勝敗が決まる。

感想

とても面白い。

同じ作者で、同じテーマの『ブルゴーニュ』も好きだが、あれはルールが複雑で気軽に取り出すには重すぎた。

このゲームは、『ブルゴーニュ』のエッセンスを残しつつ、ライトな仕上がりになっている。

もちろん、要素が削られている分、『ブルゴーニュ』のような深みには欠けるが、これくらいのルールボリュームとプレイ時間のゲームの方が需要は多そうだ。

1点残念なのは、各得点計算があっさりしており、最終得点も劇的な変化がない。最後に誰が勝つかというワクワク感もなく、誰かがゲームを終わらせた時点で、少し計算すれば勝者がわかる。(むしろ、少し計算して、勝てるとわかった上で終わらせるか、もう勝てないとわかった上で終わらせることになるだろう)

やれることがそれほど拡大していくでもなく、淡々とした印象はあるが、プレイ時間も短いので退屈はしない。

テーマが合う人には、手頃な中量級ゲームとして、強くオススメしたい作品です。

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