【レビュー】ポイズン*大鍋で霊薬作り!

2022年6月7日

ポイズン

概要

数字の書かれた3種類の霊薬と1種類の毒薬を、順番に3つの大鍋に入れていく。

大鍋の中身が13を超えたら、中にあったカードを引き取らなくてはいけない。

なるべくカードを引き取らないようにするゲーム。ただし、同じ色を一番たくさん引き取った人はカウントされない。

いっそ同じ色を引き取りまくるか、上手く引き取らずにしのげるか。駆け引きが要求される。

内容物

大鍋ボードが3つと、カードが50枚。

50枚のカードは、「4」の毒薬が8枚と、赤、青、紫の霊薬カードが14枚ずつ。いずれも、「1」「2」「5」「7」が3枚と、「4」が2枚。

大鍋はフレーバーなので、カードだけあればプレイできる。

ルール

カードを切って全員に配る。3人プレイの場合、4人分配って、1人分除外する。

順番に大鍋にカードを出していく。大鍋は最初に出した色で固定される。毒薬の場合はまだ固定されていない。

また、同じ色の霊薬が2つ以上の大鍋に入ることもない。

カードを出した時、大鍋の中身が13以上になったら、出したカードを大鍋に残して、入っていたカードを引き取り、裏向きにして自分の前に置いておく。

全員カードがなくなったゲーム終了。一番「枚数」が少ない人が勝利する。ただし、各色、一番たくさん引き取った人は数えない。毒薬は1枚で2枚分カウントする。

ルールとしては人数分やって、合計枚数で競うが、人数や時間によってはラウンド数を減らしてもよいと思う。

プレイ

3人プレイの場合、配り終えるとこんな感じになる。

数ターン後、見事自分の手番の後に、すべての大鍋を13にすることが出来た。これで相手は絶対にカードを引き取らないといけない。

これは危なかったが、無事に右プレイヤーの元へ。

見事取ったのは1枚だけでフィナーレ。

ただ、最終的な枚数差は、1対4対5と、大したことはなかった。圧倒的優位かと思ったら、相手の二人も同じ霊薬を引き続けることで、ダメージを押さえたようだ。

感想

シンプルで面白い。内容物で書いたように、大鍋は特になくてもプレイできるので、カードだけを旅先に気楽に持って行くこともできる。(もちろん、大鍋があった方が雰囲気が出るのは言うまでもないが)

カードの数字や枚数が、とても良く考えられていると思う。デザイナーは『モダンアート』や『バトルライン』のライナー・クニツィア。さすがだ。

気軽にドイツゲームの奥深さを楽しめる一作。是非一度プレイしてみてください!

涼夏と千紗都と『ポイズン』

3人プレイでのプレイ記があります!

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