【レビュー】プエルトリコ20*共通アクションで相手を出し抜け!

2022年5月11日

プエルトリコ
プエルトリコ

概要

個人ボードに農園と建物を建て、労働者を雇って商品を生産し、出荷して勝利点を得る。

オーソドックスなゲームだが、手番プレイヤーが選んだアクションを、全員が順番に行うのが特徴的。

選んだプレイヤーだけの特権や行動順を生かして、より多くの勝利点を稼ぐ。

プエルトリコ』の発売は2002年で、20年にわたって愛されているボードゲーム。

しかし、近年は日本語版の入手が難しく、自分のように比較的最近ボードゲームを始めた中には、プレイしたことがない人も多いのではないだろうか。

このたび、Engamesより日本語版が発売された。さすがに今さらとも思ったが、結局やる機会もなさそうだし、周りに持っている人もいないので、購入することにした。

ちなみに、『プエルトリコ20』には、基本セットに加えて、『拡張1:新たな建物』、『拡張2:貴族』、『拡張3:バッカニア』、『拡張4:祝祭』が同梱されている。

ここでは基本ルールを紹介する。

準備

島タイルとは採石場と農園タイルのことで、8枚の採石場は表向きにして並べ、農園タイルは裏向きの山にして、プレイ人数+1枚を表にして置く。

建物はボード上の名前の一致する場所に並べる。表面だと雰囲気のあるイラストが描かれているが、効果が書かれていないので、全員が完璧に効果を覚えていない限りは、裏面の方が無難。

労働者はプレイ人数によって用意する個数が異なる。3人なら55個、4人なら75個、5人なら95個。

所持金も、3人なら2金、4人なら3金、5人なら4金でスタート。

また、各プレイヤー、人数とプレイ順に応じて最初の農園タイルを1枚、個人ボードに配置する。

個人ボード

左側上半分は島タイルを配置する。12枚まで置くことができる。

左側下半分は建物タイルを配置する。誰かが12マスすべて埋めると、そのラウンドでゲームが終了する。

島タイルや建物タイルには、労働者を置く半円が描かれている。トウモロコシを除く農園タイルは、農園タイルと生産建物がどちらもあり、両方に労働者が置かれていてはじめて商品を生産できる。

右上には港があり、生産した商品を置いたり、島タイルや建物タイルに置けなかった労働者を保管する。

ゲームの流れ

スタートプレイヤーが役割カードを選び、全員がその効果を処理したら、次のプレイヤーが残った役割カードを選ぶ。

そうして全員が役割カードを選んだが1ラウンド終了し、全員役割カードを戻して、次のプレイヤーがスタートプレイヤーになる。

なお、選ばれなかった役割カードには1金が置かれ、次にその役割カードを選んだプレイヤーが獲得できる。

次の3つの内の1つが満たされたら、そのラウンドでゲームが終了する。

・労働者コマがなくなる。

・誰かが12マスの建物スペースを埋める。

・勝利点チップがなくなる。

役割カード

プレイ人数+3枚。3人プレイの場合、金鉱掘りが0枚、4人なら1枚、5人なら2枚になる。

開拓者

農園タイルを1枚選んで、個人ボードに置く。

選んだプレイヤーの特権は、農園タイルのかわりに、採石場タイルを獲得することができる。

採石場タイル:建物を1金安く購入できるようになる。

親方

手番プレイヤーから順に雇用斡旋所から労働者を取り、島タイルか建物に置く。

選んだプレイヤーの特権は、サプライから追加で1つ得る。

置く場所のない労働者は、一時的に港に保管できる。

このフェイズ中に、各プレイヤー、労働者を再配置することができる

フェイズ終了後、再び労働者を雇用斡旋所に配置する。(全プレイヤーの建物の空いている半円の数だけ。ただし、少なくともプレイヤー人数個は置く)

建築家

建物タイルを購入し、個人ボードに置く。

選んだプレイヤーの特権は、1金安く購入できる。

採石場の効果は、購入する建物によって適用できる枚数が異なる。(ゲームボード上に示されている)

監督

商品を生産する。農園タイルと生産建物の両方があり、両方に労働者がある場合、その商品を生産できる。(トウモロコシは生産建物不要)

選んだプレイヤーの特権は、生産した内の1種類の商品を、追加で1つ生産できる。

なお、サプライに商品がない場合、生産できない。

商人

商品を1つ売却する。商店に商品を1つ置いて、その金額を得る。

選んだプレイヤーの特権は、1金多く獲得できる。

商店には同じ種類の商品は1つまでしか置くことができない。

商人フェイズ終了後、商店がいっぱいの場合は、それらの商品をサプライに戻す。もし空きがある場合、それらの商品は商店に残る。

船長

港にある商品を貨物船に積載して出荷し、その数だけ勝利点を獲得する。

選んだプレイヤーの特権は、1勝利点多く獲得できる。

商品の出荷は強制で、もし貨物船に載せられるなら、必ず行わなければならない。

船長フェイズ終了後、各プレイヤー、商品コマを1つしか港に残すことができず、残りはサプライに戻す

金鉱掘り

選んだプレイヤーだけが1金獲得する。

感想

最近ボードゲームを始めた人間からすると、少し地味かな。

20年前には画期的だったんだろうなとは感じる。特に、全員が同時に手番を行うのでダウンタイムが少ないのが良い。

同じことをしながら出し抜く、というのがこのゲームの最大の特徴。今なら監督を打っても相手が生産できないとか、今出荷したら相手が商品を大量にサプライに戻さなくてはいけないとか、そういうインタラクションは多い。

面白いのだけれど、やはり地味だ。華やかなゲームではないので、ゲームを味わえる相手とプレイしたい。

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