【レビュー】桃色飲茶娘:夜桜狂想曲

2023年1月21日

桃色飲茶娘

概要

『桃色飲茶娘』の大型拡張で、①『夜の桃源郷』、②『新たな錬金術師』、③『新たな術式』、および調整バリアントとして④『少女たちの変化』の4つによって構成されている。

なお、①~④すべて、その一部だけを基本ゲームに加えることができる。

基本ゲームについては以下の記事で詳しくレビューしている。

①夜の桃源郷

本拡張のメイン。

まず、『禁忌術式』というカードが増えた。

このカードは、最初にプレイヤー人数+1枚用意し、残りは箱にしまう。

各プレイヤー、最大で1枚だけ獲得することができる。

どうやって獲得するかというと、新たに追加されたレベル4のマスに拠点を建てる。

基本術式カードが新しくなり、『拠点化』で黒マナを使うことで『開拓4』が行える。

黒マナは『研究2』によって、既存のマナを黒マナに変換できる。

これも基本術式に追加された『研究』で、『研究2』を打つことで研究タイル2の効果を使うことができ、その際に黒マナを獲得できる。

研究の術式は、2回目の休息で覚醒できる。

黒マナはとても強いが、共通術式カードには置くことができず、また、すでに通常のマナが置かれているカードに置くこともできない。黒マナが置いてあるカードに、通常のマナを置くこともできない。

②新たな錬金術師

マリアとアンという2人のキャラが加わった。

マリアはフリーアクションとして、5元素を1枚ずつ支払うことで覚醒できる。

その後、消滅術式として(つまりマナを消費して)、移動3・開拓3(無償)・抽出3を行い、再び表向きに戻る。

これを書いている時点で一度プレイしたが、序盤からどんどん覚醒し、その度に3点、開拓で5点、レベル3の開拓をすることで基本術式が1枚覚醒し、レベル2の共通術式が打てるようになるなど、なかなかの強さだった。

もっとも、マナを消費し過ぎて終盤失速。最終的には他のキャラクターと同じくらいの点数になったので、相変わらず驚異的なバランスだ。

アンは上級術式を確保できるキャラクター。例えば、気力12のカードや桃錬金の『錬成“丹”』など、中盤以降欲しくなりそうなカードを先に獲得しておくことができる。

まだプレイしていないが、どちらかというとプレイ人数が多くて、カードの選択肢が多いとともに、欲しいカードを他の人に取られる可能性が高い状況の方が力を発揮できそうである。

③新たな術式

レベル3に、桃が手に入る上級術式が追加された。

『桃色飲茶娘』、タイトルに対して桃を獲得できる手段が少なかったので、その解決策と思われる。(その辺りのことは昔は公式のブログで読むことができたのだが、今は有料記事になってしまっている)

④少女たちの変化

タオ、サラにプラス修正、リンにマイナス修正がかかっている。

タオは桃っ子だが、前述の通り基本ゲームでは桃をどうこうできる手段が『錬成“丹”』に頼りっぱなしなので、自分で出来るようになっている。

サラは覚醒条件が厳しすぎたのが緩和されている。

また、元素チップを集めたり得点化する効率が良くなっている。

リンは知識の上昇が強すぎたので下方修正されている。

修正内容とその意図については、2023年1月現在、公式サイトから確認することができる。(これは修正なので、有料記事にならないといいなぁ)

感想

基本ゲームと同時に購入していたのだが、難しそうだったので、ずっと積んであった。

いざやってみたら、これはマスト拡張と感じた。

というのは、『桃色飲茶娘』は『最後の巫女』と比べると、基本ゲームのバランスが若干悪い。(『最後の巫女』が良すぎるだけだが)

特に、桃。記事内でも書いたが、『錬成“丹”』に依存することが多く、得点化の手段も(今にして思うと)限られていた。

この拡張により選択の幅が増え、得点化できる手段も増えた。やはりまだ『錬成“丹”』に依存する部分はあるが、無いなら無いで十分戦えるようになった。

ただし、ルールはそれほど難しくなく、ラウンドも6→5ラウンドに短縮されたが、選択の幅が格段に広がったことで、プレイ感はさらに難しくなったことは付け加えたい。

涼夏と千紗都と『桃色飲茶娘(夜桜狂想曲)』

2人プレイでのプレイ記があります!

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