【レビュー】リトルマイメイド*メイドさんを育てよう!
概要
6年かけて自分のメイドさんを育てる、シンプルなワーカープレイスメント。
ワーカーは一人2つで固定。1ラウンド2ワーカー、6ラウンドで計12アクション行う。
ラウンドごとに増えるお仕事カードをこなして、メイドさんの好感度を上げる。
最終的にメイドさんの好感度が最も高かったプレイヤーが勝利する。
ルール
準備
各プレイヤー、自分のメイドを選んだら、コマを2つと個人のメイドボードを受け取り、ボード上のマークのある位置にスキルのキューブを置く。一人、1ポンドと1好感度を受け取る。
ゲームボードには初級のお仕事カードをランダムに3枚並べる。また、ボードの両横に、メイドギルドカードと工事現場カードを置く。
また、各プレイヤーに1枚ずつ、メイドの夢カードを配る。
これは上級のお仕事カードと対応しており、もしゲーム中に対応するお仕事を達成できたらオープンして、好感度ボーナスを得る。
スタートプレイヤーを決め、4人プレイの時は3番手、4番手のプレイヤーが、3人プレイの時は2番手、3番手のプレイヤーが追加で1ポンド受け取る。
なお、スタートプレイヤーは順番ではなく、プレイ中に工事現場カードをプレイすると入れ替わる。
ラウンドについて
各ラウンド、最初にボード上にお仕事カードを置く。2ラウンド目は初級のお仕事カードを、3~6ラウンド目は上級のお仕事カードを置く。
手番開始時に、1ポンド支払ってお仕事カードを入れ替えることができる。(複数回可能)
これにより、相手の邪魔をしたり、自分の持つ夢のお仕事を引くことができる。
その後、自分のメイドコマを以下の4つのいずれかに置く。
1.メイドギルド:お金を支払ってスキルを上昇させる。支払ったお金は工事現場カードに置かれる。
2.お仕事カード:初級のお仕事カードはスキルに対応するお金が得られる。上級のお仕事カードは、お金と好感度が得られる。もしそれが夢のお仕事だった場合、カードを公開して一度だけ追加で1好感度得られる。
3.工事現場カード:1ポンドと、工事現場カードの上のお金をもらえる。工事現場カードは何人でも置くことができるが、最初の一人のみ、スタートプレイヤーマーカーを受け取る。
4.自分のメイドボード:いずれかのスキルを1つ上昇させる。
メイドボード上の各スキルが5に達すると、好感度が1得られる。
全プレイヤーがコマを置いたらラウンドが終了する。
2、4、6ラウンド目の終了時、自分のメイドに給料を支払う。この時、必要な給料を支払った分だけ好感度を上げることができる。(3ポンド必要な場合、6ポンド支払うと2上がる)
ゲームの終了
最終的にメイドの好感度が一番高いプレイヤーが勝利する。同点ならスキルの合計値、それも同じなら所持金の多いプレイヤーが勝利する。
ルールブックに6種類のエンディングのテキストと、封筒の中にイラストカードが入っている。単に勝敗を競うだけでなく、自分なりのエンディングを楽しむことができる。
感想
極めてシンプルなワーカープレイスメント。メインボードはアグリコラっぽいが、仕事をチェンジできるのが特徴的。
スキルの上げ方で大体持っている夢の仕事がわかるので(気付かれないようにするのも大事)、いかに相手の邪魔をするかも大事になってくる。むしろ、相手の邪魔をするゲームとさえ感じる。
絵柄は好みの問題はあるが、少し古い印象。拡張同梱の再販をする際に、今風の絵柄に変える手もあったのではとは思う。
シンプルな分、深みはあまりないので、ワーカープレイスメント初心者の人と遊んだり、フレーバーを楽しむゲームかな。