【レビュー】ジャイプル*貴重な商品を集めて売ろう!
概要
2人用のカードゲーム。
7種類のカードを市場から獲得し、売却して点数を得る。
売却する際、同じ種類のカードを3枚以上同時に売却するとボーナス点がもらえるが、集めている間に相手が先にその商品を売却すると、価値が下がっていく。
また、手札は7枚しか持てないため、集めている最中により高価な商品が市場に出るなどした際、枚数を取るか価値を取るかの選択に迫られる。
ルール
カードは、価値の高い順に、ダイヤモンド、金、銀、布、香辛料、革で、枚数も価値が低い方が多くなっている。また、他にラクダカードがある。
初期手札は一人5枚。もしラクダカードがあれば、好きな枚数を家畜として自分の前に表向きに置く。
市場は常に5枚で、初期はラクダカード3枚と、ランダムに2枚オープンする。
手番は交互に行い、市場からカードを取るか、商品を売却するかを選ぶ。
カードを取る
カードを取る場合、
・カードを1枚取って手札に加える。
・カードを複数枚取って、手札と入れ替える。
・ラクダカードをすべて取って、自分の家畜置き場に置く。
カードの上限は7枚。カードを取ったら、市場が5枚になるように補充する。
カードを売却する
カードを売却する場合、1種類を1枚以上売却し、枚数分のチップを得る。ダイヤモンド、金、銀は必ず2枚以上売却する必要がある。
チップには得点が書かれているが、最初は価値が高く、だんだん価値が下がっていく。
また、3枚、4枚、5枚以上売却した場合は、ボーナスチップがもらえる。こちらは裏に点数が書いてあり、ランダムになっている。
ゲームの終了
市場が補充できなくなるか、3種類の商品チップがなくなったら即座に終了する。
家畜置き場により多くラクダを置いているプレイヤーは5点のチップを取り、チップの点数の合計で勝敗を競う。
感想
人気の高い2人用ゲームで、長年やってみたいと思っていたが、ようやくその機会を得た。
初めに書いた通り、たくさん集めてから売るか、あるいは価値が高い内に売ってしまうかの駆け引きが面白い。
最初のカード以外は、相手が何を取ったのか(持っているのか)わかるので、集めていそうなカードを早く売却して価値を下げるなどの戦法も取れる。
全体的には期待通りの面白さだったが、結果として、ダイヤをたまたま集めることができた自分が、頑張って5枚売却をやったり、ラクダを集めたりした相手に連勝したので、運要素が強いゲームと感じた。
例えば最初のラクダ3枚を引き取り、市場を補充した時に高価な商品が出たら、断然相手が有利だし、一気に3枚以上引き取ることになるので、そうなる可能性が高い。
ラクダは5点にしかならないので、さっさと布や香辛料を1つ売って5点チップをもらった方が早い。
ラクダが枚数の差×3点とかだったら、もう少しバランスが良かったかもしれない。