【レビュー】犯人は踊る*どんどん変わる犯人を探し出せ!
概要
犯人とそれ以外に分かれる、正体隠匿系のカードゲーム。
事件を起こした『犯人』、犯人を当てる『探偵』、隣の人にカードを渡す『情報操作』など、様々なカードをシャッフルして、一人4枚ずつ持ったらゲーム開始。
手番ではカードを1枚ずつプレイして、犯人以外が『探偵』や『いぬ』で犯人を当てたら、そのカードをプレイした人の勝利。
もしくは、犯人が最後まで逃げ切り、4枚目に『犯人』をプレイしたら犯人が勝利する。
ゲームの途中でどんどん犯人が変わっていくのが面白い。
カード内容
カードは32枚あるが、プレイ人数によって使う枚数が異なる。
例えば4人の場合、『第一発見者』『犯人』『探偵』『たくらみ』が各1枚、『アリバイ』が2枚の計6枚+ランダムに10枚。計16枚を使用する。
ゲーム上必要な5枚は、次のような効果を持っている。
第一発見者:ゲームのスタートプレイヤーになる。
犯人:手札が最後の1枚の時に出すことができ、出せたら勝利する。
探偵:誰か一人を指名して、犯人を当てることができる。(1周目は使えない)
アリバイ:手札にあれば、探偵に「あなたは犯人ですか?」と聞かれた時、もし犯人だったとしても、「いいえ、犯人ではありません」と答えることができる。
たくらみ:出すと犯人の味方になり、犯人が勝利したら自分も勝利する。
これらの他に、全員が右隣からカードを引く『うわさ』や、誰か一人と手札を1枚交換する『取り引き』、誰か一人の手札をすべて見る『目撃者』など、全部で12種類のカードがある。
ルール
カード枚数は必ずプレイ人数×4枚になるようになっている。
一人4枚ずつ配ったら、『第一発見者』を持っているプレイヤーがそのカードを出し、以降、時計回りにカードを1枚ずつ出していく。
勝利条件は以下の3つ。
①『探偵』で犯人を当てる。→探偵の勝利。
②『いぬ』で犯人カードを引き当てる。→いぬの勝利。
③『犯人』を出す。→犯人と、『たくらみ』を出した人の勝利。
感想
鉄板のカードゲーム。パーティーゲームだが、それなりに戦略性はある。
自分が回した『犯人』は一体どこに行ったのか。今の「犯人ではありません」は本当に犯人ではないのか。それとも『アリバイ』を持っているのか。
『情報操作』で『犯人』を渡して、すぐ『探偵』で当てる爽快感や、逆に『犯人』を持っていることがわかっていながら、当てるカードがないもどかしさもまた面白い。
8人までプレイ可能だが、あまり人数が多いと手番までに状況が変化しすぎて、戦略も何もなくなってしまう。
4~6人くらいで、軽く遊びたい時に是非取り出したいゲームです!