【レビュー】命の砂時計*7日間で少女を救おう!
概要
正体隠匿系のすごろくゲーム。3~5人用だが、個人的には5人でのプレイを推奨したい。
まずはじめに、プレイヤーは治癒3人、病魔1人、使い魔1人に分かれる。
治癒陣営の目的は、7日後に死ぬ少女を、カードの効果を使いながら救い出すことだが、病魔と使い魔はそれを阻止し、正体が知られないよう気を付けながら、少女が死ぬように行動する。
プレイヤーは手番において、ダイスを振ってコマを進め、カードの効果を発動する。
1巡したら1日が終了。治癒陣営は7日以内にゴールを目指し、病魔陣営は治癒陣営の誰かがゴールする前に、残り日数を0にする。
ルール
準備
まずはじめに、各プレイヤー1枚ずつ陣営カードを受け取る。配られたカードは言ってもいいし、嘘をついてもいいが、見せてはいけない。
プレイヤーに1枚ずつマスカードを配ったら、残り31枚をスタートカードとゴールカードの間に、下の写真のように並べる。
マーカーをゴールカードの「7」の位置に置いたら、ゲームをスタートする。
手番
手番プレイヤーはダイスを振り、出目以下の好きな数だけ先へ進む。
止まったカードを手札に加え、2枚ある内の1枚を表向きでマスに戻す。その際、置いたカードの効果を発動できる。しなくてもよい。
全員が手番を終えたら、カウンターを1日進める。
下の例では、「写し鏡」をプレイした。これにより、さらに他のカードを1枚表にし、その効果も使うことができる。
ゲームの終了
治癒:治癒陣営の誰かがゴールしたら勝利する。
病魔:自分がゴールするか、残り日数が0になったら勝利する。
使い魔:病魔の勝利と同時に勝利する。
感想
このゲームを買った頃は、まだ5人でボードゲームをプレイする機会も多く、そのたびに持ち出していた。
とても気に入っているゲームの一つ。
病魔が勝つには使い魔のアシストが欠かせない。残り日数を減らすことのできる「停止」や「発作」のカードは、使い魔は直接使うことができない。
これをいかに病魔のプレイヤーに渡すか、あるいはプレイさせるかが鍵になる。そのためには、陣営を把握する必要があるが、病魔陣営は早々に気付かれるとまず勝てない。
どのタイミングで正体をバラすか。そこが一番の楽しさだろう。
基本的に治癒陣営は素直ベースにプレイすればよいので、やはり病魔陣営をやりたくなる。やれるかどうかはカード運なので、そこのもどかしさはどうしてもあるかな。