【レビュー】レス・アルカナ*8枚のカードで10点を目指す!

2023年3月21日

レス・アルカナ

概要

2~4人用のカードゲーム。最初に8枚のカードでデッキを作ったら、3枚引いて初期手札に、残りは自分の山札にする。

収集フェイズでエッセンスを獲得し、獲得したエッセンスでカードをプレイ。時にはデッキからカードを引いたり、手札を捨ててエッセンスに変換するなどして、少しずつ自分の場を強化していく。

十分なエッセンスが貯まったら、「力ある場所」「モニュメントカード」を獲得し、それらの効果を使って点数を集め、誰かが10点に到達したらゲーム終了。点数が一番多い人が勝利する。

ルール

ゲームは最初にエッセンスの収集を行った後、各プレイヤーが手番ごとに1アクション行い、全員がパスしたら勝利判定を行う。

誰かが10点以上獲得していたらゲームは終了し、最も多くの勝利点を獲得しているプレイヤーが勝利する。

全員が10点未満の場合、使用したカードを元に戻して次のラウンドに進む。

準備

初めに共通の場を作る。

一番上は「力ある場」で、それぞれ左上に描かれたエッセンスを支払うことで、早い者勝ちで獲得できる。

「力ある場」はそれ自体が勝利点を持っている他に、上にエッセンスを置くことで勝利点になったり、使用することでエッセンスが得られるなどの効果がある。

中段は「マジックアイテム」で、最初は手番の反対順に1枚ずつ獲得し、自分の手番で使用できる。パスしたら場にある「マジックアイテム」と交換する。

「マジックアイテム」収集フェイズでエッセンスを獲得したり、使用することでカードを引いたり、エッセンスを交換するなどの効果がある。

一番下は「モニュメントカード」で、獲得の条件はいずれも黄金4つになっている。

「モニュメントカード」「力ある場」と同様に、このカード自体が勝利点を持っており、使用することでさらにカードを引いたり、黄金を獲得するなどの効果がある。

メイジカード

各プレイヤー、メイジカードを2枚受け取り、その内の1枚を使用する。

メイジカードも「マジックアイテム」同様、エッセンスを獲得したり、カードを引くなどの効果があるが、これは自分だけが使い続けることができる。

アーティファクトカード

各プレイヤー、アーティファクトカードを8枚受け取り、自分のデッキとする。

選択ルールとしてドラフト方式(1枚選んで残りを隣の人に回す)も公式に提案されている。

アーティファクトカードの左上は配置コスト。

一番左の「ファイア・ドラゴン」はドラゴンのアイコンが描かれており、使用すると対戦相手に直接的な効果を及ぼす。

2番目の「天馬」にはクリーチャーのアイコンが描かれている。「力ある場所」の「聖なる林」のように、クリーチャーのカードによって効果を発動するものがある。

一番右の「生命の聖杯」には手のアイコンが描かれている。このアイコンで描かれたエッセンスを、収集フェイズで獲得できる。

8枚を山札にしたら、最初に3枚引いて初期手札にする

収集フェイズ

全員同時に、前述の手のアイコンに描かれたエッセンスを獲得する

手のアイコンはアーティファクトカードだけでなく、メイジカードや「力ある場所」など、様々なカードやタイルに描かれている。

手番

手番で出来ることは以下の5つ。これらをスタートプレイヤーから順に、1アクションずつ行う。

・アーティファクトカードを1枚配置する。

・「力ある場所」か「モニュメントカード」を1枚獲得する。

・アーティファクトカードを捨て札にして、黄金1個か他のエッセンスを2個獲得する。

・配置したカードやタイルの効果を使用する。

・パスする。

最初にパスをしたプレイヤーは、スタートプレイヤートークンを受け取る。1点の価値がある。

次に「マジックアイテム」を交換した後、自分のデッキの山札から1枚カードを引く。

勝敗判定

全員がパスしたら勝敗判定を行う。

誰かが10点獲得していたらゲームが終了し、一番勝利点の多いプレイヤーが勝利する。同点の場合はエッセンスの数が多いプレイヤーが勝利する。

感想

ボドゲカフェでプレイして、面白かったので自分でも購入した。

最初はカツカツのエッセンスが、速やかにバブリーになり、点数の高いカードの取り合いになる。その仕掛けるタイミングと駆け引きが面白い。

ルールはシンプルなのだが、アイコンがわかりにくい。例えば上に掲載した「賢者の石」のこのアイコンも、このアイコンだけで理解するのはとても難しい。(カードをタップし、エッセンスを2つ支払い、さらに同じ種類のエッセンスをn個支払うと、黄金がn個もらえる)

また、「力ある場所」の「珊瑚の城」の効果に、「今すぐ勝利判定!」と書いてあって、その時点で点数が一番多い人が勝利するのかと思ったら、あくまで10点以上獲得しているプレイヤーが勝利できるよう。

よく読むとルールブックに書いてあるが、アイコンも説明も直感的にわかりにくいのが残念。

ルールブックに、ゲームは概ね4~6ラウンドで終わると書いてある。

まだ全然そんなラウンド数で終われないが、それくらいで終われるようになったら、逆に飽きてくるかもしれない。その時は、拡張の購入を考えねば。

涼夏と千紗都と『レス・アルカナ』

2人プレイでのプレイ記があります!

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