【レビュー】グラスゴー*ぐるぐる回って街をつくろう!

概要
グラスゴーはスコットランドの都市。
プレイヤーは商人になり、様々な建物を建てて街の発展を競い合う2人用のゲーム。
グルッと並べられた建築士タイルと契約タイルの上を、2人の商人コマが進んでは、その効果で資源を手に入れたり、建物を建設する。
商人コマが後ろのプレイヤーが常に手番を行うため、欲しいものがあるからと言って先を急ぐと、相手に大きな利益をもたらす。
4×5=20個の建物が建設されたらゲーム終了。建設した建物から得られる勝利点の多いプレイヤーが勝利する。

ルール
はじめに、建築士タイルと契約タイルを、1枚、4枚、1枚、4枚……の順に、グルッと円を描くように並べる。
契約タイルは主に資源を獲得するタイルで、建築士タイルは、建物を建設するタイル。建築士タイルの上部には、建物タイルを2枚ずつ置く。

初期資源として、石材1個と鋼鉄1個を取る。
資材は他に金貨とウイスキーがあり、それぞれ持てる上限が決まっている。(ウイスキーは両プレイヤーで合計1個)

ちなみに、鋼鉄コマは、『ロシアンレールロード』の線路コマが使われている。『ロシアンレールロード』大好きなので、ちょっと面白い。(偶然ではなく、説明書の最後でも、デザイナーが『ロシアンレールロード』のデザイナーに感謝の言葉を述べている)
建物は工場、ランドマーク、公園、安アパート、銀行、鉄道駅、商店の7種類。

『グラスゴー』では、勝利点は建物タイルからしか得られない。
例えば公園なら、建設した枚数に応じて勝利点がもらえ、安アパートなら、隣接している安アパートの数に応じて勝利点がもらえるなど、建物ごとに得点できる。
工場は特別で、主に資源を獲得するなどの効果を持っている。建てた時には発動しないが、縦列もしくは横列に新しい建物が建てられると、その効果が発動される。
プレイヤーは商人コマを移動させて、契約タイルから資源を得て、建築士タイルで建物を建てる。
建物は円の中に、4×5枚、もしくは5×4枚になるように建てていく。建物タイルには矢印が描かれていて、建設の際、自分の方を向けて置く。

なお、手番は常に商人コマが後ろのプレイヤーが行う。
契約タイルには1人しか入れないが、建築士タイルには2人入ることができる。その場合、後から来たプレイヤーが後ろ(次の手番)になる。
タイルが20枚置かれたらゲーム終了。タイルごとに勝利点を計算する。
感想
面白かった。シンプルで良い。
準備も簡単だし、ルール説明も容易だし、ゲームも30分くらいで終わる。
しかし、ジレンマもインタラクションもあり、工場による拡大や、タイル配置など、様々な要素がギュッと圧縮されている。
タイルがどっちのものかだけが、少しだけ見にくいかな。
2人でゲームをすることが多い人には、強くオススメしたい一作。
涼夏と千紗都と『グラスゴー』
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