【レビュー】マラケシュ*一番たくさん絨毯を敷こう!
概要
マラケシュはモロッコの都市。プレイヤーはマラケシュの絨毯商人になり、絨毯を置いてお金を稼ぐ。
ゲームはダイスを振ってコマを動かし、絨毯を敷くだけのシンプルなルールで、全プレイヤーが絨毯を敷いたらゲーム終了。
ボード上の見えている絨毯とお金を足して、一番多いプレイヤーが勝利する。
ルール
準備
ボード中央にアッサム(商人コマ)を置き、各プレイヤー、30ディルハムと絨毯を受け取る。(3人プレイの場合は15枚、4人プレイの場合は12枚)
手番
まずアッサムを動かす。最初に90度、方向を変えることができる。
ダイスを振って、出た目の数だけ進む。ボードの端まで行ったら、矢印に沿って進む。
移動先が相手プレイヤーの絨毯の上だった場合、繋がっている絨毯の面積だけ、そのプレイヤーにディルハムを支払う。写真の場合は、赤プレイヤーに4ディルハム。
もし支払えない場合、支払えるだけ支払って、ゲームから脱落する。以降、脱落したプレイヤーの絨毯の上で止まっても、そのプレイヤーに支払う必要はない。
最後に、アッサムに隣接するように自分の絨毯を1枚置く。この時、他の絨毯を完全に覆うように置くことはできない。
ゲーム終了
全員の絨毯がすべて置かれたらゲーム終了。
ボード上の見えている絨毯のマスの数とディルハムを合わせて、最も多いプレイヤーが勝利する。同点の場合はディルハムが多いプレイヤーが勝利する。
写真の場合、絨毯は黄色は8点、赤は15点、青は18点になる。
バリエーション
最初にアッサムの向きを変えるのではなく、最後にアッサムの向きを変えるルールが、ルールブックに掲載されている。
つまり、アッサムの進行方向を、自分ではなく、前のプレイヤーが決めるということ。
感想
シンプルなルールで、初心者にも楽しめるボードゲームの傑作。
まったくボードゲームが初めてという人に、最初にプレイしてもらうゲームにも最適だと思う。
相手の絨毯には乗りたくないので、なるべく別の方向へ逃げるのが定石にはなるが、自分の絨毯の面積を広げるためには、敢えて戦地に赴く必要もある。
みんなでワイワイ言いながらダイスを振るのが楽しいゲーム。
ただ、ある程度プレイすると、その都度その都度、確率による最適な行動が容易にわかるため、やはりダイス運だけという感じは否めない。
また、最後に置かれた絨毯はかならず2点入るので、やや最終手番のプレイヤーが有利な印象はある。
メンバーによっては傑作なので、ラインナップには加えたい一作。
涼夏と千紗都と『マラケシュ』
3人プレイでのプレイ記があります!