【レビュー】ことりファイト*可愛い鳥たちの殺伐としたカードゲーム!
概要
1~7の数字の書かれた4色のことりカードをシャッフルして各プレイヤーに配り、1枚ずつ場に置いておく。
場にカードが5×5の25枚置かれた時、各プレイヤー、手札が1枚だけ残るようになっている。
その小鳥の色が、自分が得点できる色になる。
それぞれ場の縦の列と横の列で、一番多い色の小鳥がその列にある得点チップの点数になる。
自分の残した色の点数と、残したカードの数値を足したものが得点になり、これを2回行って勝敗を決める。
カードについて
カードはことりカードが28枚と、フクロウカードが1枚の、計29枚ある。
これらをシャッフルして、2人なら一人13枚、3人なら9枚、4人なら7枚配る。
ことりカード
4色(4種類)のカードがあり、それぞれ1~7の数字が書かれている。
フクロウカード
4人プレイの時のみ使用する。2人プレイ、3人プレイの場合は箱に戻す。
このカードはすでに置かれていることりカードの上に配置し、そこにあったことりカードは、フクロウカードを置いたプレイヤーが再配置する。
場を作る
10枚の得点チップを5×5にランダムに置き、中央にカードを1枚配置する。
この1枚がフクロウカードだった場合、特に何もせずにそのままプレイを開始する。
プレイ
スタートプレイヤーから順に、場にカードを1枚ずつ出していく。
すでに置いてあるカードに隣接する場所にだけ置くことができる。
初期カードを含めて25枚のカードが置かれたらラウンド終了。全員、手札が1枚だけ残るようになっている。
得点計算
縦横、計10列それぞれについて、最も合計数値の多い鳥が、その列のチップを獲得する。
ただし、合計値が同じ場合は消滅し、次に大きい数値の鳥が獲得する。
上の写真の場合、青枠は14もある白の鳥が獲得するが、赤枠は緑と茶色が8ずつで消滅し、やはり白の鳥がチップを獲得する。
最後に、手札に残っている鳥の色が、自分の得点になる。手札の数値も足し合わせる。
上の写真の場合、(少し見にくいが)白は一番上の横列10+左から2番目の縦列15+右から2番目の縦列7+一番右の縦列7の39点。
最後に白の2を残しているプレイヤーがいたら、そのプレイヤーは計41点獲得する。
これを2ラウンド行い、最も得点の多いプレイヤーが勝利する。(同点の場合は2ラウンド目の勝者。それも同じなら分かち合う)
感想
ルールが簡単で、インタラクションが強く、絵柄も可愛くて、ボードゲーム初心者にも勧めやすい。
ジレンマの強いゲーム。
マジョリティーを取るためにはなるべくその色のカードを置かなくてはいけないが、その色で得点するには1枚手札に残す必要がある。
割とバチバチの対戦ゲームだが、手札運もあるし、そこまで考えてやるほどでもない。
重ゲーの合間にでも楽しみたい作品。
涼夏と千紗都と『ことりファイト』
3人プレイでのプレイ記があります!