【レビュー】星空を望む少女達の夜明け

星空を望む少女達の夜明け

概要

デッキ構築系のゲームで、ディスプレイから獲得したカードの効果を巧みに使って魔法石を集める。

特徴的なのは、獲得したカードやプレイしたカードは、すぐには捨て札にはならず、キャストゾーンと呼ばれる場所に置かれる。一部の獲得した魔法石もここに置かれる。

キャストゾーンには4つの枠があり、手番終了とともに右(数字の小さい方)へ移動し、枠から出たら手札に加わる。魔宝石なら、そこでようやく獲得できる。

もちろん、カードの効果で進行を速くしたり遅くしたりもでき、強いカードをいかに回転させるかがポイントとなる。

ルール

手番ではまず、ストックから魔法石を2つ獲得するか、ディスプレイからカードを1枚獲得する。

ここで獲得した魔法石は、自分のウィッチカード(後述)の上に乗せて、即座に使うことができる。

カードを獲得した場合は、キャストゾーン(後述)に横向きに置く。

次に手札のカードをプレイし、最後にキャストゾーンにあるカードと魔法石をすべて-1する。

手札が4枚以上あったら、3枚になるように選んで除外する。

これを繰り返して、ストックの魔法石がなくなるか、山札が尽きたら、全員が最終手番を行った後、魔宝石が最も多いプレイヤーが勝利する。(キャストゾーンに残っている魔法石はカウントしない)

ウィッチカード

最初に一人1枚配られる。

いずれのカードも、手番中に1回使える効果と、ゲーム中に1回だけ使える効果がある。

キャラクターにもよるが、多くの場合、ゲーム中に1回の効果は強力なため、最終手番には使用できない。

ノーマルカード

獲得してプレイするカード。8枚ディスプレイされていて、この山札が尽きるとゲーム終了のトリガーになる。

カードは1枚だけある虹枠の「究極魔法」を除き、ストーン、タイム、アタック、ブロック、サポートの5種類がある。

ストーン:魔法石を獲得する

タイム:キャストゾーンのカードを動かす

アタック:他のプレイヤーに影響を与える

ブロック:他のプレイヤーからのアタックを防ぐ

サポート:キャストゾーンに縦向きに設置して、他のプレイヤーの行動によって効果を発揮するものが多いが、そうではないカードや、攻撃アイコンを持つものなど、様々な効果がある。

カードの獲得とプレイ

カードにはいずれも、PLAYGETの情報が書かれている。

上の写真のカードの場合、獲得するには魔法石が1つ必要で、キャストゾーンの「II」の場所に横向きに配置する。

なお、カードを獲得する際の魔法石はストックには戻さず、ディスプレイにある他のカードの上に乗せる。

カードを獲得する際、上に魔法石が乗っていたら、その魔法石はウィッチカードの上に乗せる。

プレイするには魔法石が2つ必要で、キャストゾーンの「IV」の位置に置く。

通常、使ったカードは横向きに置くが、このカードは右上に設置マークがあるため、縦向きに置いて、置かれている間中、効果を発揮する。

感想

なかなか面白い。プレイ時間は長め。45分~60分とあるが、慣れるまではもう少しかかりそう。

カードは虹枠を除いて、5種類の絵柄があるが、同じ名前でも効果がかなり違うので注意が必要。

同時に、カードの強弱もかなりあるので、慎重に選ぶ必要がある。

ウィッチカードによって展開は変化するだろうが、比較的序盤はゲームが動かず、最後の数手番で勝負が決まる印象があった。

もっとも、ストックの魔法石の数は有限のため、最終手番で獲得したくてももう無いという状況も発生する。仕掛けるタイミングもしっかりと考える必要がある。

可愛い絵柄なのだが、パッケージはシンプルで、そこだけ残念。絵柄に抵抗がある人は買って失敗したと思うだろうし、絵柄が好きな人はパッケージではカードの可愛さに気付けない。

もったいない。

涼夏と千紗都と『星空を望む少女達の夜明け』

2人プレイでのプレイ記があります!

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