【レビュー】兵姫ストライクオルタナティブ*兵姫を駆使して戦場を奪い合え!

2022年5月15日

兵器ストライク

概要

二人用のカードゲーム。兵姫カードを使って戦場を取り合う対戦ゲーム。

両プレイヤーは連合国枢軸国に分かれて戦う。デッキの枚数は40枚で、連合国枢軸国でカードはすべて異なる。

二人の間に配置した戦場カードの前に兵姫カードをプレイし、必要な数の占領条件を満たした場合、その戦場カードを獲得する。

先に戦場カードを3枚獲得した陣営が勝利する。もしくは基地(山札)を3回使い切ったら敗北となる。

兵姫ストライク

カードの説明

戦場カード、海域カード、空域カード

両プレイヤーの間に、2枚の戦場カードと、その両側に海域カード空域カードを置く。

戦場カードには占領条件が書かれており、これを満たした上で、次の自分のターンが回ってくると、その戦場カードを獲得する。

戦場カードは6枚あり、場には常に2枚置かれる。3枚先取したプレイヤーが勝利する。

占領条件は2種類書かれており、例えば次のカードの場合、陸上兵姫が4枚か、陸上兵姫が2枚・空上兵姫が3枚あると占領できる。

海域カード空域カードは、その前に多くの兵姫カードを置いているプレイヤーが、それぞれ制海権制空権を獲得できる。

制海権を持つプレイヤーは、ドローフェイズにカードを1枚追加で引くことができる

制空権を持つプレイヤーは、手札の上限が5枚から9枚に増える

兵姫カード

青色は連合国、赤色は枢軸国で、それぞれ片方の色だけで40枚のデッキを組み、対戦する。

コストにはAP(アクションポイント)TP(テクノロジーポイント)があり、カードごとに必要なコストが書かれている。(カード左上)

また、属性として陸上兵姫、海上兵姫、空上兵姫のアイコンが描かれており、それぞれ戦場カード海域カード空域カードにプレイする。

右上には戦力が書かれており、後述する「援護ルール」により、より強い戦力のカードを置くことで、戦力の弱いカードが倒されにくくなる

下の写真はAPカードTPカード。最初APカードは3枚持っているが、「基地のリセット」により増えていく。(次項の「ルール」参照)

ルール

APポイントを3枚持ち、兵姫カードを5枚引いたら、枢軸国のプレイヤーからゲームを開始する。

各プレイヤーのターンは以下の順番に行われる。

①ターン開始:この時に能力が発動するカードもある。

②回復フェイズ:兵姫とAP、TPをアクティブにする。

③占領フェイズ:占領条件を満たしている戦場カードを獲得する。(強制)

④ドローフェイズ:カードを1枚引く。制海権があれば2枚引く。

⑤メインフェイズ:カードをプレイする。後に詳しく説明する。

⑥ターン終了:手札を5枚になるまで捨てる。制空権があれば9枚まで持てる。

メインフェイズ

以下の4種類のアクションを、順番や回数制限なく行える。(開発は1回のみ)

■配備

AP、TPを支払って、戦場海域空域に兵姫カードを配置する。兵姫が配備能力を持つ場合、配置した後に発動する。

■後方支援

APを1支払って、カードを1枚引く。

■命令

命令能力を持つ兵姫を配備している場合、その能力を使用する。効果を発動したカードは横向きにする。

■開発

ターンに1回、基地(山札)の上のカードを2枚捨て札にして、TPを1ポイント得る。このTPは次のターンまで持ち越せない。

基地のリセット

基地(山札)がなくなったら、ただちに予備(捨て札)をシャッフルして、新たな基地を作る。

1回目のリセットの後、各ターンの開始時に1TPもらえるようになる。

2回目のリセットの後、各ターンの開始時に1APもらえるようになる。

基地が3回尽きると敗北する

戦場の占領

占領フェイズにおいて、戦場カードの占領条件を満たしている場合、その戦場カードを獲得する。

占領条件の枚数分、配備したカードを予備(捨て札)に移す。残りのカードは、自軍、敵軍ともに、自分の手札に移す

その後で、新たな戦場カードを配置する。

援護ルール

攻撃など、相手のカードの効果を及ぼす場合、必ず戦力が最大のカードを選ばなくてはならない。(効果に「援護無効」と書かれている場合はその限りではない。)

例えば以下の場合、枢軸国がプレイした「九七式自動砲」は戦力2以下の陸上兵姫を1体殲滅するが、連合国側には戦力3のカードが置かれているため、必ずこちらを攻撃しなくてはいけない。よって、この場合、効果は無効になる。

MP40

プレイ中、枢軸国の「MP40」の能力「相手はカードを1枚予備へ」は、どこのカードかという声が上がったので、公式に問い合わせたところ、「手札」とのことだったので、ここで情報を共有する。

感想

細かいルールは省いて、おおまかにルールを説明してきた。

公式サイトに説明書があるので、もし購入前に詳細なルールを知りたい場合は、それを参照することができる。

自分はMTGに代表されるような、いわゆるトレーディングカードゲームを全然やったことがない人間だが、このゲームはすんなり入ることができた。

カードゲーマーではない人とプレイした時、その人も比較的容易にルールを理解してくれたので、カードゲームとしては簡単な部類に入るのだと思われる

両陣営で何度かプレイしたが、連合国は強力な兵姫で相手を殲滅(ゲームから除外)していくタイプ枢軸国は戦力は弱いが数で押すタイプと、異なる特徴を持ちながら、強さはほぼ互角になっている。

援護ルールが面白く、戦力5のカードをいかに倒すかが鍵になる。

なお、終了条件が2つあるが、今のところデッキを3回使い切ったことはないので、よほどガチガチに守備を固めない限り、戦場カードの獲得で勝敗が決まると思われる。

イラストは好みの分かれるところ。複数のイラストレーターが参加しているが、メインのイラストは槌居さん。アズールレーンやストライクウィッチーズのマンガを描いている人で、自分はイラストを目当てに購入したら、ゲームもとても面白くて、二人用の定番ゲームになった。

イラストが苦手でなければ、オススメの作品です!

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