【レビュー】グリムポーカー*誰よりも強い魔導書を!
概要
個人ボードにカードを3枚並べて、その役の強さとカードの点数の合計で競う。
魔力を集めて魔導書を作るというテーマ。暗めのアートワークがテーマととてもよく合っている。
ルール
魔法カードは予知や召喚など4種類。それぞれに、カードを購入するための魔力チップがある。個人の魔導書ボードには3つのカードを置くスペースがあり、それぞれに4種類の内の3つの魔力が書かれている。(ボードごとに異なる)
ボードに書かれている種類の魔力チップは、取得の際に2枚獲得できる。ただし、書かれているスペースにカードを置くため、もしそこに取得したカードを置くと、置かれているチップは破棄され、チップを2枚ずつ取れる恩恵も失われる。
カードには1~3までの強さがあり、その枚数分だけチップが必要になる。また、それがそのまま得点にもなる。ボードの真ん中に配置したカードは2倍される。
カードは置く場所によって効果が発動する。効果によっては発動させない方が良い場合もあるので、どの枠に置くかも大事になる。
また、3枚置いたカードは、ストレートやスリーカードなど、ポーカーのような役があり、色や1~3の数字で役を作る。作品名の通り、ここがこの作品の一番のポイント。
他には、場のカードを任意のチップで変えることができるとか、誰かが3枚揃えたら、もう場のカードは補充されないなど、いくつかルールがあるが、いずれも難しいものではない。
感想
まずアートワークやテーマが良い。
一人が3枚並べると場が固定されるというのは、戦略性が高まる上に、収束性もよくなる。
全体的に面白いのだが、山からの引き運は強めに感じた。
カードを2枚置くと、どうしても残っている場所のチップで戦う選択になりがちだが、そのカードが出るか出ないかが重い。
もちろん、受けを広くしたり、チップを1枚ずつ集めるのも大事だが、来るか来ないかというギャンブル性も、それはそれで面白い。
軽いセットコレクションがお好きな人は、一度やってみてはいかがでしょうか。