【レビュー】アースライト*惑星を取り合おう!

2022年5月13日

アースライト

概要

2人用のボードゲームで、同じセットで持った8個の惑星コマを、相手に見えないようにボード上に並べ、交互に1マスずつ動かして勝利を目指す。

惑星コマ

裏面が青と赤で、それぞれ地球、水星、木星、天王星が白いコマ火星、金星、土星、海王星が黒いコマになっている。

それぞれ8マスに星が描かれているが、そのコマの動ける方向を表している。

ルール

まず、プレイボード上の自分のエリアに、自分のコマを相手に見えないように並べる。

勝利条件は以下の3つ。

①地球を一番奥の列まで移動させる。

②相手の白いコマを全部取る。

③相手に自分の黒いコマを全部取らせる。

手番では、自分のコマを1つ動かす。星のある方向に動かすことができ、もし相手のコマがあれば取ることができる。取ったコマは公開して置いておく。

特殊な移動

地球化計画

もし地球コマを取られている場合、他の白いコマを相手の一番奥のスペースまで持って行き、そのコマを公開することで、公開した白いコマと、取られた地球コマを、自分の一番手前の列に置くことができる。

地球コマが取られてしまった時の救済と思われるが、地球コマが取られた時点で大体勝負は決している。

惑星直列

地球コマを見せることで、地球コマを奥の空いているマスまで移動させることができる。

例えば下の写真の場合、一撃で勝利できる。

なお、飛び越えるマスは1マスでも構わない。

個人的には、このアースライトというゲームを絶対的に面白くしているルールと感じる。

白いコマは右斜め前には進めない

似たようなゲーム(恐らくベースとなったゲーム)に『ガイスター』があるが、『ガイスター』はすべてのコマが同じ動きしかできないため、思考ゲームというよりは、心理ゲームになっている。

この『アースライト』はそれぞれのコマが独自の動きをすることで、そのコマが何か予想できるようになっている。

色々な特徴はあるが、中でも最も重要で、『アースライト』をするプレイヤーが前提として知っておきたい特徴として、白いコマは右斜め前には進めない。

つまり、右斜め前に進んだ時点でそれは黒いコマであるため、それ以外をすべて取れば勝利できる

もちろん、天王星が取られている状態で右下に動いたら、それは黒いコマであるとか、他にも色々あるのだが、ゲーム開始時点で右上への移動だけが確実に黒と特定できる動きであることは覚えておいた方がいいだろう。

感想

戦略的で面白い。

先程右斜め前の話を書いたが、敢えて動ける場所に動かないことで、相手にコマを誤認させるのも、このゲームの重要な戦略になる。

ちなみに、すべてのコマの動きを完璧に記憶することは、このゲームにおいて重要ではないので、ルールブックにあるコマの一覧を見えるところに置いておくとよいと思う。

理詰めで考えた上で、最後には運要素というとことも博打感があって面白い。

オススメの2人用ゲームです!

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