【レビュー】ハートオブクラウン*姫を擁立して戴冠しよう!

2022年5月10日

ハートオブクラウン
ハートオブクラウン

概要

コンポーネントはカードだけで、プリンセスカードやコモンカードなど、種類がいくつかある。

全員同じデッキでスタートし、手札をプレイして場(マーケット)からカードを買い、デッキに加える。

そうしてデッキを強くしていき、途中で強力な力を持つ姫君を擁立。

誰かが継承点が20点になったら「戴冠式」を宣言して、そのラウンドでゲームが終了する。もしそのラウンド中に他にも「戴冠式」を宣言できたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーだけで延長戦を行う。

2011年に発売されたゲームだが、つい昨日、2022年1月27日、第二版が発売された。

ここでは改めて初版の内容を振り返ろうと思う。

※第二版のレビューはこちらから。

カードの種類

プリンセスカード

全6種類。各1枚ずつで、すべて6金で擁立(購入)することができる。

各プレイヤー、早い者勝ちで1枚だけ擁立する。

プリンセスカードを擁立することで自分の直轄地ができ、そこに継承点を持つカードを並べていく。

つまり、姫君は必ず擁立しなくてはならない。

コモンカード

全30種類、各5枚ずつある。

領地、行動、攻撃、継承権など、カードごとにタイプがあるが、いずれも左上のコストで購入してデッキに加え、手札からプレイしてカードの効果を使う。

ベーシックカード

「農村」「都市」「大都市」「見習い侍女」「宮廷侍女」「議員」「公爵」「呪い」の全8種類。枚数はカードごとに異なる。

「農村」「都市」「大都市」は領地のカードのため、コモンカードと同じようにプレイするが、「見習い侍女」「宮廷侍女」「議員」「公爵」は継承権のカードで、自分の直轄地にプレイする。また、継承点を持っており、20点に達すると、ゲーム終了の合図となる「戴冠式」を宣言できる。

レアカード

「帝都カリクマ」と「皇帝の冠」の2種類、各1枚。

これらはコモンカードと合わせてランダムマーケットに並べられ、それぞれ11金と13金という高コストでデッキに加えることができる。

「帝都カリクマ」は領地カードでもあるため、コモンカードと同じように手札からプレイできる。また、継承権カードでもあるため、直轄地にプレイすることもできる。

「皇帝の冠」は「議員」や「公爵」同様、継承権のカードのため、直轄地にプレイする。

ゲームの準備

初期デッキ

各プレイヤー、「農村」7枚と「見習い侍女」3枚を初期デッキとする。

これらのカードをシャッフルして自分の山札にしたら、5枚引いて手札とする。

以降、ターンが終わったら使ったカードと手札をすべて捨て札にして、山札から5枚引く。

カードを引くタイミングで山札がない場合、捨て札をシャッフルして山札を作る。

※第二版では「果樹園」というカードが登場し、2番手プレイヤーは「農村」1枚を「果樹園」1枚に、3番手プレイヤーは「農村」2枚を「果樹園」2枚に、3番手プレイヤーは「農村」3枚を「果樹園」3枚にすることで、先手有利というゲーム性を解消している。

マーケット

30種類のコモンカードから10種類を選んで、レアカードを加えた計52枚のカードをシャッフルして、サプライ(山札)にする。

選択する10種類のカードは任意だが、ルールブックに10種類の推奨カードセットが書かれている。以下は初めてのプレイに最適なファーストプレイセット。

これらを8枚引いてランダムマーケットを作る。同じカードが出たら重ねて、8種類になるまで引く。

他に、「都市」「大都市」「宮廷侍女」「議員」「公爵」のベーシックマーケットを作り、プリンセスカード置き場と呪いカード置き場を作る。

写真の右下の空間は「国外」で、追放したカードを置くスペース。

デッキを強くするには、強いカードを購入するだけでなく、弱いカードを追放する必要もある。

※第二版ではベーシックマーケットに「農村」も置く。(16枚)

メインフェイズ

手札からカードを1枚選んでプレイする。プレイしたカードに連結可能なシンボルがある場合、続けて手札からカードをプレイすることができる。

上の場合、まず「早馬」をプレイしてカードを1枚引き、「交易船」をプレイして2金にした。

「早馬」の右側に連結シンボルがあるため、「都市開発」をプレイして、手札にあった「農村」を追放し、「都市」を手札に加えた。

さらにその「都市」をプレイし、これで連結シンボルがなくなったため、これ以上カードをプレイできない。

カードのキープとリコール

もしすでに姫君を擁立し、直轄地を持っている場合、カードのキープとリコールができる。

キープは、直轄地の領地カードの上に、そのコスト以下の行動カードを1枚置く。

リコールは逆に、キープしてあるカードを手札に戻す。

メインフェイズ中、何度でもキープとリコールを行うことができる。

※第二版では、メインフェイズではカードのリコールだけ行い、カードのキープはクリンナップフェイズで行うよう、ルールが変更された。

セカンドフェイズ

以下の3つの内の1つを行うことができる。

マーケットからカードを購入する

メインフェイズで得たコインを使い、マーケットからカードを購入する。支払える限り、何枚でも購入できる。

購入したカードは自分の捨て札に加える。

手札の継承権カードを直轄地にセットする

すでに姫君を擁立し、直轄地がある場合、自分の手札から継承権カードを、何枚でも直轄地にセットできる。

姫君を擁立する

6金支払うことで、まだプリンセス置き場に残っている姫君を擁立することができる。

擁立した際、メインフェイズで使用した領地カードの内、コストが高い方から3枚を直轄地に移動する。

例えばメインフェイズで以下のようにカードをプレイした。

そうすると、「大都市」「都市」「農村」が直轄地にセットされる。

「農村」は継承点が-2点のため、出来るだけ「農村」を使わないか、使っても「農村」が直轄地にセットされないようにしたい。(セットできるなら必ずしなくてはならない)

クリンナップフェイズ

使用したカードと手札をすべて捨て札にし、山札から5枚引いて手札にする

最後に、ランダムマーケットが8種類になるように、カードを補充する。サプライがなくなった場合は、そのままゲームを続行する。

ゲームの終了

直轄地にある継承点の合計が20点以上になったら、プレイヤーは「戴冠式」を宣言できる。

その後、ターンが一巡して、他に「戴冠式」を宣言したプレイヤーがいなければ、宣言したプレイヤーが勝利する。

もし一巡する間に、継承点が20点を下回ったら、そのままゲームを続行する。

延長戦

一巡する間に、他のプレイヤーが「戴冠式」を宣言したら、「戴冠式」を宣言したプレイヤーだけで延長戦を行う

先に直轄地に30点以上の継承点を集めたプレイヤーが、即座に勝利する。

感想

面白いし好きだけれど、まったく勝てないゲームの一つ。

元々カードゲーム畑の人間ではないからか、こういうカードの効果を上手く組み合わせて戦うゲームが得意ではない。

後は、準備が大変。ゲームが終わった後、コモンカードを分けるのが大変なのと、プレイ中にシャッフルする回数が多いのも大変。

総じて、デジタルでやるべきゲームなのかもしれないが、やはりカードの質感とか、目の前の相手との交流とか、ボードゲームはアナログでやりたいところ。

最初、よくわからなかったが、1、2回やると流れがわかってくる。膨大な数のコモンカードの組み合わせと、6種類の個性的な姫君のおかげで、リプレイ性にも富んでいる。

イラストやテーマに抵抗がなければ、是非プレイしてみて欲しいゲームです!

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