【レビュー】ブルームコンパス*色とりどりの花束を作ろう!
概要
花のカードを集めるゲーム。
9種類の花のカード(花の妖精のカード)が各4枚ずつ、計36枚あり、それぞれ山にして並べる。
後でこの山の上をポーンが移動する。並べ方は任意だが、ルールブックでは3×3に置かれている。
ポーンを移動させた先のカードを取り、オモテ向きに共通の場に配置する。
配置したカードに描かれた矢印の方向に、カードがなければ白タネをもらう。
カードがあればそれを引っくり返して、オモテからウラになれば黒タネをもらう。
ウラからオモテになれば、タネを払ってそのカードを獲得するか、もしくは再びその矢印の先をチェックする。
ゲーム終了条件はプレイ人数によって異なるが、3人なら8点もしくは4種類の花を集めたら勝利する。
ルール
前述の通り、9種類のカードをそれぞれ山にして、ユリの山の上にポーン(庭師)を置く。
手番ではまず、以下のいずれかを行う。
A.ポーンを動かして、動かした先のカードを配置する。
B.白タネを使って、オモテ向きのカードを1枚移動する。
いずれの場合も、カードの4辺になるマークが一致するようにしか置けない。
次に「コンパスチェック」を行う。
カードには矢印が描かれており、矢印の先にカードがなければ白タネを1つもらう。
矢印の先にカードがあり、そのカードがオモテ向きなら、ウラ向きにして黒タネを1つもらう。
もしウラ向きならオモテにして、以下のどちらかを行う。
1.花を摘む。コストを支払ってそのカードを獲得する。コストには必ず黒タネを含めなくてはならない。摘んだカードの場所には黒タネを置き、周囲4マスにあるカードはすべてウラ向きにする。
2.そのカードから再びコンパスチェックを行う。
こうしてタネを集めてカードを取り、プレイ人数に応じた勝利条件を満たしたプレイヤーが勝利する。
感想
意外と複雑だった。花を摘んだ時に周囲のカードが枯れる(ウラ向きにする)のが、意味的にわかりづらく、「抜かれると瘴気をまき散らす」と解釈してプレイしていた。
絵はとにかく可愛くて、カードもしっかりしている。ルールもよくできており、3人でプレイしてなかなかヒリヒリした展開になった。
カードの一覧があり、カウンティングも可能。
ただ、本質的には裏向きになったカードのコストを覚えておくのがセオリー。基本的には記憶ゲームと感じた。
テーマに対してルールが直感的にわかりにくいので、フレーバーがルールにまで及んでいたらなお良かった。