【レビュー】エレベータ前で*エレベータの列に並ぼう!
概要
3枚あるエレベータカードの列に、手札から人物カードをプレイして並べていく。
山札が尽きたら、最後に残った2枚の手札から1枚ずつ出して終了。
エレベータごとに決まった点数が、その位置にいる人物に入る。
3ラウンド行い、最も点数が高い人が勝利する。
ルール
準備
エレベータカードは3枚、それぞれI、II、IIIがあり、上からI、II、IIIになるように重ねて並べる。
各プレイヤー、自分の色を決める(ファミリーカードを受け取る)。2人プレイの場合は1人で2色担当する。
最初に、自分の色の人物カードをランダムに2枚受け取る。(2人プレイの場合は1色1枚ずつ)
残りのカードはシャッフルして、エレベーターカードの横に適当に3分割して山札にする。
各エレベーターカードの隣に、それぞれ1枚ずつ表にして置いて、最初の人物カードにする。(迷い子だったらやり直し)
手番
手番では、2枚の手札から1枚の人物カードを、いずれかのエレベータの列に配置する。
通常、一番後ろに配置するが、割り込みの対象となる人物がいた場合、その前に割り込む。
例えば、お母さんはお父さんの前に、お父さんはおばあさんの前に、おばあさんはおじいさんの前に、というふうに、割り込みルールがカードがアイコンで記されている。
もし迷い子を配置したら、同色のカードを1枚、一番後ろに移動させなくてはならない。
また、カードを出したことで同じ人物が3枚になったら、それらのカードをまとめて手元に置く。
これは得点計算時に1点になる。(迷い子の場合は2点)
山札が尽きたら、もう1枚ずつプレイして終了。(最後は1枚だけカードが残る)
得点計算
エレベータカードに描かれている人数だけにして、右から得点計算を行う。
例えば上の写真の一番下の例では、4人まで得点できるが、3人しかいない。一番右のおばあさんは5点である。(左から3、3、4ではなく、右から5、4、3)
エレベータカードに描かれたアイコンの人物は、点数が2倍される。
上の写真の真ん中の列の場合、最初の緑の子供は8点、後ろの赤のおばあさんは12点になる。
また、前述の通り、3枚セットで束にしたカードごとに1点(迷い子は2点)入る。
感想
とてもシンプルながら、戦略性があり、ジレンマもあって面白い。
山札から取る時、色がわかるので、基本的には自分の色のカードを取りたいが、もし迷い子だとすでに置いた自分の色のカードを巻き込むので、必ずしも自分の色のカードを取り続けることが有利というわけでもない。
また、ラウンドの早い段階で置いたカードは大抵残らないので、ここぞというカードは取っておきたい。しかし、手札は2枚しか持てないので、残しておくと苦しくなっていく。
カウンティングも重要で、ラウンドの終盤になると、もう迷い子は出ないとか、もう割り込まれないとか、そういう冷静な計算が大事になってくる。
オススメのカードゲーム。