【レビュー】リスボアマーケット*売店と顧客でお金を稼ごう!
概要
5×5マスの共通のボードに、お金を支払って売店を建てたり、レストランを開く。
また、マスの外側に顧客タイルを置くことで、売店からお金を回収できる。(売店を置いた時にも、顧客がいる列ならお金がもらえる)
得た資金でまた売店を置き、よりたくさんの顧客が描かれたタイルを置く。
ボード上のマスもしくは顧客の置き場が残り4ヶ所になったら、そのラウンドでゲーム終了。
最も多くお金を持っているプレイヤーが勝利する。
ルール
最初にお金を公開してプレイするか、非公開でプレイするかを選択できる。
非公開の場合は衝立を使用する。デザイナーは非公開推奨とのこと。
ゲームボードを置き、レストランタイルを裏向きに並べ、顧客タイル(1人客~4人客がある)を3枚ずつ公開して、他は山にする。
各プレイヤーに売店コマと1コイン、売店タイルをランダムに配ったらゲームスタート。
手番では、「売店を開く」「レストランを開く」「顧客を呼び込む」「1コインを取る」のいずれかを行う。
売店を開く
ボード上の空いているマスに、持っている売店タイルの内1枚を、自分の売店コマと一緒に置く。
この時、裏向きのレストランタイルをあれば獲得する。
置く時に、自分も含めて、置いたマスの縦列か横列にある最大の売店タイル数だけ、コストがかかる。
上の写真だと1コイン、下の写真で青のプレイヤーは2コインかかる。
売店を置いた時、すでに後述の顧客タイルがあれば、収入を得ることができる。
下の写真の場合、黄色プレイヤーは売店タイルの配置に3コインかかるが、2人客の顧客タイルがあるため、2コインもらえる。(計算方法は後述)
なお、置くことでもらえる収入を、置く時のコストに充てることができる。これを「出店後払い」と呼ぶ。
レストランを開く
持っているレストランタイルを1枚、空いているスペースに置く。
置いた際、1コインもらえる。
空いている場所にならどこにでも置くことができるが、影響を与える売店と隣接していると、収入を増やすことが出来る。(下の写真では、トマトの売店の下に、影響を与えるピザのレストランを配置した)
顧客を呼び込む
顧客タイルを1枚取り、空いている顧客のスペースに置く。
この時、その列に売店タイルが1枚しかなければ1人客の顧客タイルしか置けず、2枚あれば2人客まで、3枚あれば3人客まで置くことが出来る。
また、少なくとも1つのイラストが一致していないと置くことができない。
上の写真では、すでに売店が3枚置いてある列に、3人客の顧客タイルを置いた。
顧客タイルを置くと、絵柄が一致するすべての売店で収入が発生する。
この場合、緑は(売店1枚+レストラン1枚)×3人客=6コイン、黄色は売店1枚×3人客=3コインもらえる。
1コインを取る
サプライから1コイン得る。
もしプレイヤー全員が連続でこのアクションを選択したら、そこでゲームが終了する。
ゲームの終了
売店スペースもしくは顧客のスペースが残り4マスになった時、条件を満たしたプレイヤーから、その手前のプレイヤーまで手番を行ってゲームが終了する。(もしくは全員が1コインを取る)
レストランタイルが残っていれば1コインと交換した後失った後(公式エラッタあり)、最もコインの多いプレイヤーが勝利する。
感想
渋くて軽い。
基本的には持っている売店と取れる顧客を見て、相手の利益にならない場所に置くだけ。
もちろん、どんなゲームでも、その時その時、最善手と思う行動を取るのだが、このゲームに関してはそれが容易にわかるし、運要素も大きいので数手先を考えて仕込んでおくようなこともない。
決してつまらなくはないのだが、やりごたえも、勝利した時の爽快感もなかった。
もっとも、自分の好みはともかく、インストが簡単で、少し頭を使う30分クラスのゲームとしては丁度良い。
少し変わったゲームがやりたいゲーム会などでは重宝しそうだ。
ソロプレイルール
ソロプレイルールについて、以下の記事で詳しくレビューしています!
涼夏と千紗都と『リスボアマーケット』
2人プレイでのプレイ記があります!