【レビュー】アクロティリ*より早く神殿を発掘しよう!

アクロティリ

概要

エーゲ海の島々を探検し、神殿を発掘する、冒険がテーマのボードゲーム。

二人用で、どちらかのプレイヤーが6つの神殿を発掘したらゲーム終了。

発掘する神殿の難易度によって勝利点が異なり、より多くの勝利点を得たプレイヤーが勝利する。

海路の描かれたタイルを配置することで、マップが拡大していく。

「象限」という聞き慣れない概念がルールの根幹にあるため、最初はとっつきにくいが、とても面白いのでじっくりレビューしたい。

地形タイルについて

地形タイルには島と海路が描かれ、また4種類の地勢アイコン(青の海、灰色の山、赤の火山、緑の森)の内、1つが描かれている。

また、青色の破線により4分割されている

地形タイルは後述の「地形タイルの配置」により、中央のテーラ島や配置済みの地形タイルに隣接するように置いていく。

地形タイルは必ず四隅が島になっており、また破線の先は海路になっている。すなわち、多くのタイル配置ゲームにあるような、「イラストが繋がらないと置けない」ということは起きず、必ずすべてのタイルがすべての向きで繋がるようになっている

地図カードについて

地図カードは神殿を発見するのに使うカードで、難易度によって銅、銀、金の3種類がある

後述の「地図カードの購入」で購入し、「神殿の発掘」で使用する。

地図カードは難易度に応じて、それぞれ1点、3点、7点になっている。

地図の購入コストは難易度による差はないが、「神殿の発掘」でカードをプレイする際、それぞれ3金、6金、9金かかる。

目的カードについて

目的カードはゲーム終了時に達成していると勝利点が得られるカードで、最初に1枚、その後神殿の発掘数に応じて追加で獲得できる。

通常、追加で獲得する際は、2枚引いて1枚戻すが、公式ヴァリアントとして、最初に5枚を表向きに並べ、早い者勝ちで獲得するルールが書かれている。

個人的には、こちらの方がより戦略性が増してオススメ。

手番について

手番プレイヤーは、まず持っている地形タイルを配置し、次にそのタイルの上に2つの資源キューブを置く。

キューブは、地勢アイコンの描かれた島の上に、地勢アイコンと同じ色のキューブを、他の島に任意の色のキューブを置く

次に、以下のアクションを、アクション数回行う。アクション数はプレイヤーボードに記され、神殿を発掘するごとに増えていく。

移動

自分の船を埠頭から埠頭に移動させる。相手の船を通過することはできるが、同じ埠頭に停泊することはできない。

白い線に沿って海路輸送することも、陸沿いに陸路輸送することもできる。

もし船に資源が詰まれていなければ、1アクションで2回分移動できる。

『アクロティリ』は、船で他の島に移動して資源を獲得し、テーラに戻って売却してお金を得て、再び他の島に移動して、そのお金を使って神殿を発掘するというゲームである。いかに効率よく移動するかが重要になる。

荷積み

停泊している埠頭のある島から、任意の資源を最大3つまで積むことができる。

神殿の発掘

停泊している埠頭のある島の任意の場所に、神殿コマを置く。

地図カードの要件を満たす場所に置くことができる。

最初に書いた「象限」とは、右上、右下、左上、左下の4つの部分のことを指す。

上の写真の例では、神殿コマを置きたい象限より、左に緑が2つ、右に赤が1つ、下に青が2つあれば置くことができる。

置く時には地図カードに記載されたお金が必要。上の例では6金。

神殿はテーラ島には置くことができない。また、すでに他の神殿が置かれている島には置くことができない。(後から繋がって1つの島になるのはOK)

地図カードの購入

地図カードを購入する。どの難易度の地図カードも金額は同じで、1枚は1金、2枚は3金、3枚は7金かかる。

3アクション消費して1枚ずつ買えば、3枚を3金で買うこともできるが、このゲームは手番数がとても大事になる。

神託を受ける

1手番に1回、宣言した地勢アイコンのタイルが出るまで、タイルを引き続けることができる。

もちろん、ゲーム後半は山の中にすでに存在していない可能性もある。最後まで出なければ、最後に引いたタイルを取る。

フリーアクション

船がテーラ島にある場合、積んでいる資源を売却できる。これはフリーアクションで、アクション数はかからない。

また、船がテーラ島以外にある場合、いつでも積んでいる資源をその島に下ろすことができる。これもフリーアクションである。

手番の終了

神託を受けていなければ、地形タイルを1枚引いて手番を終える。

神託を受けていたらすでに地形タイルを1枚持っているはずなので、改めて地形タイルは引けない。

ゲームの終了

いずれかのプレイヤーが6つめの神殿を発掘したら、手番数が同じになるようにプレイして、最終得点計算を行う。

得点は、地図カードの点数、目的カードの点数、そして10金につき1点。

同点の場合は所持金の多いプレイヤーが勝利する。

感想

雰囲気に惹かれて購入したら、かなり面白かった。

基本的には、前述の通り効率よく資源を回収してお金を稼ぎ、神殿を発掘するゲームである。

タイルやカードは運要素も大きいが、運ゲーと言うほどではなく、運要素より戦略性の方が高い。

高得点を目指すゲームではなく、あくまで相手に勝つことを目的とした二人用ゲームなので、相手が難しそうな地図カードばかり取っていたら、簡単な地図カードでさっさとゲームを終わらせる戦略も有効である。

地味なゲーマーズゲーム。二人でプレイする機会が多い人には、強くお勧めしたい。

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