【レビュー】百合紅*女の子たちを運命のカップルに導こう!
概要
7人の女の子を秘密裏に支援し、支援している女の子たちを運命のカップルに導くゲーム。
ゲーム中はそれぞれの女の子がアクションを行うが、その女の子の行うアクションは、その女の子へのコントロール点が最も高いプレイヤーが決める。
コントロール点は、自分が秘密裏に決めた支援点の一部、または全部を公開したもの。
テーマの柔らかさに対して、ルールがかなり複雑なので、細かいルールは除いて、重要な部分だけをサマリーのように書いてみる。(それでも結構なボリュームになった)
ルール
ゲームは最大9ターン。
ターンは「アクションフェーズ」→「カップルのフェーズ」→「誓いのキスフェーズ」の順に行う。
アクションフェーズ
アクションフェーズは、女の子が順番に、「アプローチ」、「告白」、「駆け引き」、「何もしない」のいずれかを行う。
その女の子のコントロール点が最も高いプレイヤーが行動を行う。コントロール点が公開されていない女の子は、「何もしない」が選択される。
アプローチ
アプローチした女の子Aと、対象の女の子Bの女の子組の好感度を+1する。
A、Bそれぞれ、ABの組み合わせ以外でカップルになっている場合、その女の子組の不満度を+1する。
告白
カップルになっていない女の子Aが、女の子Bに告白して、女の子BがOKしたら、女の子組ABはカップルになる。
OKするかどうかは、Bをコントロールしているプレイヤーが行い、コントロール点が公開されていない場合は、自動的にOKを出さなかったことにする。
OKを出さなかった場合、ダイスを振って、好感度以下ならカップルになる。好感度より大きければ好感度を+1する。
すでにBが他の女の子とカップルになっている場合、その女の子組の不満度を+1する。
駆け引き
女の子Aのアクションとして、カップルではない女の子Bと女の子Cの女の子組に対して行う。
他のすべての女の子が賛成・反対を投票する。(コントロールしているプレイヤーが行う。コントロール点が公開されていない場合は反対。Aは賛成)
反対多数の場合は何も起こらない。賛成が過半数の場合、B、C二人ともOKならカップルになる。
どちらかが拒否した場合、BCの不満度を+1する。
カップルのフェーズ
カップルごとにダイスを振って、「出目-不満度」の数値により、以下の処理をする。
0以下:カップルは別れる
1~2:不満度+1
3以上:何もなし
ただし、出目が6の場合は、上記の処理は行わず、好感度を+1する。
カップルが別れたら、好感度、不満度ともに0にする。
好感度が6になったら、その女の子組はカップルになる。
誓いのキスフェーズ
カップルごとにダイスを振って、「出目+好感度-不満度」が4以上で成功。
成功⇒カップルマーカーを赤の面にして成功を表す。
失敗⇒カップルマーカーを青の面にして失敗(誓いのキスの前・初期状態)を表す。
2回連続で成功したら、ゲーム終了判定を行う(運命のカップル)。ABがカップルになった場合、A、Bそれぞれの支援点の合計が高いプレイヤーが勝利する。
百合重婚によるゲーム終了
運命のカップルでゲームが終了せず、3人以上の女の子がすべてカップルになっていたら、百合重婚でゲームが終了する。(A、B、Cの3人の女の子がいて、AB、BC、ACのいずれもカップルになっているなど)
上記の例だと、A、B、Cそれぞれの支援点の合計が高いプレイヤーが勝利する。
9ターン終了によるゲーム終了
運命のカップルでも百合重婚でもゲームが終了せず、9ターン終了したら、その時点で成立しているカップルへの支援点が最も高いプレイヤーが勝利する。
カップルが1組もない場合、引き分け。
感想
荒削りの部分もあるが、テーマ性とゲーム性が見事にマッチしている。
ただいかんせん、ルールが複雑。
上に書いたものだけでも十分難しいが、コントロール点を主張する順番とか、他にも細かいルールがたくさん存在する。
後は、自分にとって都合の悪いカップルは、基本的には潰していくから、なかなか運命のカップルができないし、百合重婚も性質上不満が溜まりやすくて難しい。
もうちょっと運命のカップルが出来やすいシステムだと、さらに良かったかな。
涼夏と千紗都と『百合紅』
3人プレイでのプレイ記があります!