【レビュー】スコットランドヤード:捕まえるか、逃げ切るか!

概要
40年以上前に発売されたゲームで、もはや古典の域だが、今でも楽しめる名作。
1人がMr.Xとなってロンドンの街を逃げ回り、他のプレイヤーは探偵になって、Mr.Xを捕まえるという、非対称のゲーム。

マップに各地点に番地が振られ、地下鉄、バス、タクシーで移動することが出来る。
Mr.Xの位置は明かされないが、22ターン以内に、いずれかの探偵がMr.Xのいる地点に移動したら探偵側が勝利する。
もしくは、Mr.Xが22ターン、捕まらずに逃げ切れば勝利する。
ルール
以下はマップの一部を拡大したもの。

赤が地下鉄、青がバス、白がタクシーの路線。それぞれ赤いチケット、青いチケット、白いチケットを使って移動する。
探偵が使ったチケットはMr.Xのものとなる。チケットの枚数は、探偵は地下鉄4枚、バス8枚、タクシー10枚。
ターンはMr.Xから行うが、Mr.Xは使ったチケットを以下のようなボードで公開する。

例えばバスチケットを使ったなら、バス停からバス停に移動したことがわかるのでヒントになる。
3、8、13、18ターン目は、どこにいたかを明らかにする必要がある。意外と探偵に囲まれていたり、探偵が目星をつけた場所と全然違う場所だったりする。
移動はそれぞれ1マスだが(地下鉄は1駅、バスは1バス停進む)、Mr.Xは「2x」チケットを使うことで、一度に2手番行える。
また、すべての交通手段を使える(つまり何を使ったかを隠せる)ブラックチケットも持っている。(船も乗れる)
いずれかの探偵コマがMr.Xのいるマスに到達したら探偵の勝利、22ターン逃げ切ればMr.Xが勝利する。
感想
今さらながら初めてやったが、とても面白かった。
どちらもやったが、探偵側は8ターン目までは様子見という感じ。Mr.Xが現れたら、そこから使ったチケットで行ける場所をしっかり考えて、予想を立てて動く。
逆にMr.Xをやった時は、そういうミスリードが大事と感じた。タクシーで行ける1マスをわざとバスを使ったりして、いかにもこっちから逃げてますよと影を追わせる感じ。
ブラックチケットの使いどころとか、なかなか難しいが、個人的にはMr.Xの方が面白かったかな。
人数が集まったらやりたいゲーム。40年経った今でも現役!