【レビュー】アズール*5色のタイルを効率よく集めよう!
概要
タイルで壁を装飾する、というテーマのゲーム。
4つのタイルの乗ったボードもしくは、ボードに囲まれた中央スペースから1色すべてのタイルを取り、個人ボードに配置する。
配置できるスペースには限りがあり、配置できなかったタイルは減点になる。
各列置き場がいっぱいになったら、壁が装飾される。その際、周囲にすでにタイルがあれば得点が多く入る。
誰かが横1列揃えたらゲーム終了。綺麗な見た目と簡単なルール、そして深い戦略性を兼ね備えた名ゲーム。
ルール
まずは下の図のように、ボード上にタイルを4つずつ置く。(ボードの数はプレイ人数によって異なる)
ボード上から1色を選び、個人ボードの横1列に置く。1つの横列には同じ色しか置けない。
残った色のタイルは、中央スペースに移動する。
タイルはまた、中央スペースからも取ることができる。
いずれの場合も、置けなかったタイルは失点になる。
タイルがすべて取られたら、獲得したタイルを右側に移す。
この時、横列がすべて埋まっている列について、1タイルのみを右側に移動し、残りは破棄する。
移動した際、上下左右にタイルがなければ1点、あれば加点される。
次のラウンド以降、すでに右側に置かれたタイルは、その列に置くことができない。つまり、だんだん置けるタイルが限られていく。
これを繰り返し、誰か一人の横列が埋まったらゲーム終了。多くの場合、5ラウンドで終わる。
横列がすべて埋まっていたら2点、縦列が埋まっていたら7点、同じ色のタイルが5枚あれば10点のボーナスを加えて、もっとも勝利点の多いプレイヤーが勝利する。
感想
概要にも書いたが、綺麗で、シンプルで、そして戦略的で面白い。
ボードから取りまくると、中央スペースのタイルが増え、何を取ってもすごい失点になったりする。
相手が何を取れないかはもちろん、何を取りたいかも考えて取る必要がある。
運要素もそれなりにあるが、そこは好みの分かれるところ。
水色があと3枚欲しいのに、そもそも全体として2枚しか出なかったということもある。
ルールでは省略したが、最初に中央からタイルを取った人が、次のスタートプレイヤーになる。ただし、取ったスタートタイルは減点になる。
このバランスも良い。減点してでもスタートプレイヤーが欲しい時もある。特に色が偏った時、その恩恵は大きい。
ドイツのゲーム大賞も受賞したそうだ。納得の面白さ。