【レビュー】ペアーズ:リトルバードデッキ*ことりあつめ!

2022年5月11日

ペアーズ

概要

『ペアーズ』自体は1が1枚、2が2枚、3が3枚……10が10枚という構成のカードのデッキで、この『リトルバードデッキ』の他にも、『ゴブリンデッキ』や『ボールゲームデッキ』など、絵柄の違いでいくつか販売されています。

『トランプ』のように、このカードデッキで様々な遊びが存在しますが、ここでは『リトルバードデッキ』に特化した、『ことりあつめ』を紹介します。

場にある1~3枚のカードを競りにかけて獲得しますが、1種類1枚ずつしか持つことができません。

例えば「1」「5」「6」とすでに持っていて、競りによって「5」「7」「8」を手に入れた場合、重複する「5」は捨て札になります。

山が一度尽きたらシャッフルして、二度目に尽きたら即座にゲーム終了。一番たくさんカードを獲得、つまり一番たくさんの種類の鳥を集めた人が勝利します。

ルール

カードは1~10の10種類で、は1が1枚、2が2枚、……、10が10枚の計55枚。

これを裏向きでシャッフルして山にしたら、毎ラウンド、競りにかけられるカードを決定します。

山から3枚引いて公開しますが、もし同じ種類のカードが出たら除外します。これにより、1~3枚になります。

その後(厳密には最初に山を作った段階で)、山の一番上のカードを表向きにして山に置きます。以降、山の一番上のカードは常に表向きにします。

競りにかけられるカードが決まったら、親から順番に「値付け」「パス」を行います。

「値付け」:山からカードを1枚引いて、自分の前に置きます。(山の一番上のカードは表向きになっていますから、何を引くかは決まっています)

「パス」:競りから降ります。最初の1回目はできません。パスしたらパスしたとわかるよう、最後に獲得したカードを横向きにします。

「バースト」:手番中に、獲得したカードと山札の一番上のカードが一致したらバーストとなり、一致したカードを裏向きにして競りから降りなければなりません。これは手番が回ってきてすぐと、「値付け」によりカードを獲得した後に発生する可能性があります。

上の写真では、手前のプレイヤーはパスをしていて、左のプレイヤーはバーストしています。

奥のプレイヤーは21対24で、手前のプレイヤーより数字が小さいため、山の上の「9」を引きました。

ところが、その下も「9」だったためバーストして、手前のプレイヤーが競りに勝ちます。

競りの後、落札者はすべてのカードを、それ以外のプレイヤーはバーストしたカードのみを捨て札にします

落札者は競りにかけられたカードを獲得しますが、もしすでに同じカードを持っていたら、そのどちらも失います。

落札者が次の親となり、次のラウンドに移ります。

ゲームを続けていくと、やがて山札がなくなります。1回目は捨て札をシャッフルして新しい山を作りますが、2回目に山札がなくなったら、即座にゲームを終了します。

もっとも多くのカードを獲得した人が勝利し、同点の場合はより大きい数字を持っているプレイヤーが勝利ます。

感想

簡単にプレイできる手軽な競り&バーストゲーム。

絵柄と内容がマッチしていて、さすがこのデッキのために用意されたルールだけはあります。

説明書に手番の例として書いてあるプレイですが、山札の一番上のカードを次のプレイヤーがすでに持っている時、敢えてパスをして次のプレイヤーをバーストさせるという戦略があります。

運要素も確かに強いですが、いつどのタイミングで勝負をかけるか、戦略的なゲームでもあります。

小箱なので収納のスペースも取らず、オススメの一作。

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