【レビュー】雅々*手札を減らして雅に勝とう!
概要
ルールに従って手札を減らしていき、手札の合計数値が7以下になったら「みやび」を宣言して勝負できる。
全員手札を公開し、「みやび」を宣言したプレイヤーより合計数値が大きければ負けて、その数値分だけマイナスになる。
もし「みやび」を宣言したプレイヤーの合計数値以下なら、「みやび重ね」に成功し、宣言したプレイヤーがその数値+30点のマイナスになる。
誰かが108点を超えたらゲーム終了。最もマイナスの少ないプレイヤーが勝利する。
ルール
数字の書かれた4種類のカードと、方角の書かれた「剣」と「鬼」のカード、オールマイティーな「万神」がある。「剣」と「鬼」には方角の他に「昇龍」と「流転」があり、それぞれスキップとリバースになっている。
初期手札は7枚で、プレイヤーは手札からカードを1枚だけプレイすることも可能だが、「剣」同士、「鬼」同士、同じ方角、同じ数字、あるいは同じ種類で連続する3枚以上のカードをプレイすることもできる。
プレイしたら、カードを1枚引くが、この時、前のプレイヤーがプレイしたカードから1枚引くこともできる。(連続数字の場合は、端のカードのみ)
手番ではまた、合計数字が7以下だった場合、「みやび」を宣言して勝負することができる。(「剣」と「鬼」は10として扱い、「万神」は0として扱う)
全員手札を公開し、「みやび」を宣言したプレイヤーの数字より大きければ敗北し、持っているカードの数字分、マイナスになる。(「万神」は30として扱う)
もし宣言したプレイヤーの数字以下なら、「みやび重ね」に成功し、そのプレイヤーが勝者となり、「みやび」を宣言したプレイヤーは手札の数字+30点のマイナスになる。
誰かのマイナスが109点になったらゲーム終了。最もマイナスの小さいプレイヤーが勝利する。
感想
予想外に面白かった。
ルールを聞いた時、「みやび」を宣言するメリットが感じられず、どう収束するのかわからなかったが、いざやってみると、とにかく早く「みやび」を宣言するのを目指すし、手札が少ないプレイヤーが複数いると、「みやび重ね」の恐怖に顔色を窺い始めるのもまた面白かった。
相手が4枚で、大丈夫と思って「みやび」を宣言したら、「1」「1」「2」「万神」だったということもある。
「鬼」や「剣」はマイナスが大きいため、なるべく早く出してしまいたいが、みんながそう考えると捨て札から拾いやすくなる。一度にたくさんのカードをプレイするメリットはとても大きいので、まだ誰も「みやび」を宣言しないだろうと踏んで集めるのもまた面白い。
接戦になると長引くかもしれないが、割と一気にマイナスを食らうことも多く、程よい時間で終了する。
オススメの一作。