【レビュー】アズール:サマーパビリオン

アズール:サマーパビリオン

概要

6ラウンドにわたり、共通の場からタイルを集めて自分のボードに配置する。

タイルの色は6色。ボードにも同じ色のスペースがあり、順番に1~6の数字が書かれている。

同じ色のタイルを、例えば5つ集めると、その色の5のスペースにタイルを置くことができる。

そうしてある色の1~6のスペースをすべて埋めたり、あるいはすべての色の1~6のいずれかの数字を全部埋めるなどして点数を獲得する。

ルール

タイルの取り方

ゲームは6ラウンド。毎ラウンド、プレイ人数に応じた工房展示ボードに、ランダムに4つずつタイルを置く。

プレイヤーはいずれか一つの工房展示ボードを選び、その内の1色をすべて獲得し、残りをテーブル中央に入れる。

下の例では、右上の工房展ボードから青色のタイルを獲得し、残ったオレンジと緑のタイルをテーブル中央に入れている。

次のプレイヤーは右下の工房展示ボードから紫のタイルを獲得し、オレンジと赤のタイルをテーブル中央に入れた。

タイルはテーブル中央から取ることもできる。

ただし、最初にテーブル中央から取ると、その個数分だけマイナス点になるが、次のラウンドのスタートプレイヤーになる。

下の例ではオレンジ2つを獲得し、-2点。なお、得点は5点からスタートし、1点のスペースより後ろに下がることはない。

ワイルド色のタイル

毎ラウンド、異なる色のタイルがワイルド色として設定されている。

プレイヤーは工房展示ボードやテーブルの中央から、ワイルド色以外の色を選んで獲得し、もし同じスペースにワイルド色のタイルがあったら、それを必ず追加で1枚獲得する。

例えば、紫がワイルド色で、工房展示ボードが以下の場合、必ず青を取らなければならず、ついでに紫を1枚だけ獲得する。

なお、工房展示ボードやテーブル中央にワイルド色しかない場合、その内の1枚だけを獲得する。

つまり、ワイルド色のタイルが、一度に2枚以上手元に来ることはない。

タイルの配置

次に、スタートプレイヤーから順に、獲得したタイルを自分のボードに配置する。

ボードはタイルと同じ6色のスペースと、中央に何色でもいいスペースの、計7つのスペースがある。

各スペースには1~6の数字が書かれており、その色のタイルがその数字の個数あると、そのスペースにタイルを置くことができる。(1つを置いて、残りは廃棄する)

なお、ワイルド色で個数を追加できるが、必ず置きたいスペースの色のタイルが1つはないといけない。

また、置いた際に得点を獲得する。1枚目は1点だが、2枚目以降、すでに置かれているタイルと隣接するように置けると、その枚数だけ得点になる。

つまり、順番に置いていけば、1つのスペースで1点+2点+3点+4点+5点+6点=21点稼げる。

下は、上の写真から配置した例。(青色がワイルド色)

まずオレンジ色3枚で3のスペースに置いて1点。ワイルド色を使って、オレンジ色4枚で4のスペースに置いて2点。

紫も同様に1点+2点。

この写真のように、ボード上のアイコンをタイルで囲めると、ボーナスでタイルを獲得できる。(必ず獲得しなくてはならない)

置けなかったり置きたくないタイルは、4枚まで持ち越せる。最終ラウンドでは、置けなかったタイルは減点になる。(途中のラウンドでも同様だが、あまりそういう状況は起きない)

得点計算

6ラウンド終わったら、それまでに獲得した得点に、以下を加算する。

色ごとにスペースが埋まっていたら12~20点。

また、すべての1~4のスペースが埋まっていたら、8~16点。

感想

『アズール』の3作目。

同じタイルの取り方で、よくぞこんなに色々なシステムを思い付くものだ。

ボードゲームカフェでプレイして、面白かったので即購入。

『シントラのステンドグラス』も面白かったが、僅差でこっちの方が好きかな。

ワイルド色のルールが若干わかりにくいが、得点計算がとてもシンプルなので、『アズール』シリーズが初めてという人も、この作品から入っていいと思う。

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