【レビュー】ギプフ/GIPF*ギプフプロジェクトの1作目!
概要
2人用のアブストラクトゲームで、7作品あるギプフプロジェクトの1作目。
線で結ばれた六角形のボード上に、縁から自分の色のコマを挿入する。
これにより、その線上の連続しているコマすべてが動き、もし同じ色が4枚以上連続したら、自分の手元に戻すことができる。
この時、4枚以上連続している自分のコマに、相手のコマもくっついていたら、そのコマをゲームから除外できる。
これを繰り返し、コマが置けなくなったプレイヤーが敗北する。
ルール
両プレイヤー、自分の色のコマを15個持つ。3つ余るが、これらは予備で、もし実力差があるようなら、15対18で始めるなどのハンディをつけることが推奨されている。
各六角形の頂点に交互に1つずつコマを配置したら、スタートプレイヤーから手番を行う。
手番では、自分のコマを1つ、ボード外の点の上に置き、そこからボードの中に押し込む。これにより、すでにそこにあるコマはすべて1マスずつ奥へ押しやられる。
ただし、一番奥のコマがボードの外に出てしまうように置くことはできない。
列の完成
コマを入れたことで、同じ色のコマが4つ以上並んだら、その列は完成する。
連続した4つ以上のコマは、その色の持ち主に戻すが、もしそこに相手プレイヤーのコマがくっついている場合、そのコマはゲームから除外される。
例えば、「○→○○○●●」のように白プレイヤーが列を完成させたら、白プレイヤーはコマを4つ手元に戻し、黒のコマ2つはゲームから除外する。
これを繰り返し、先にコマを置けなくなったプレイヤーが敗北する。
感想
コマが減っていくので確実に収束するが、収束のスピードがとても緩やか。
自分たちはお互いにミスや見落としでコマが減っていったが、真に頭の良い者同士でプレイしたら、1時間以上終わらないかもしれない。
後は、当然だがコマが減っていくほどやれることが少なくなるので、一度負け始めると挽回が難しい。
かと言って、コマがたくさんあればやれることが多いかというと、ボードの広さ的にもそうでもないので、比較的同じことの繰り返しという印象もある。
もっとも、あまり上手ではない者同士でのプレイだったので、玄人だとまったく違う感想になるかもしれない。
涼夏と千紗都と『ギプフ』
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