【レビュー】ティルティング・アット・ウィンドミル
概要
ドン・キホーテの物語を元にした二人用のボードゲームで、二人で青色のドン・キホーテと赤色のサンチョ・パンサを動かす。二人がそれぞれどちらかを担当する非対称のゲームではない。
移動カードを使って二人を近付けていき、二人が出会った場所に応じて得点の高い巨人カードか、得点の低い風車カードを獲得できる。
ただし、巨人カードを獲得すると、7枚持っている槍カードが折られ、これがすべて折れると敗北してしまう。
ルール
はじめに、ボード上にドン・キホーテとサンチョ・パンサのコマを置く。置く場所は、山札の一番上にある巨人カードの数値の位置。
各プレイヤー、移動カードを4枚持つ。
移動カードは以下のように青色と赤色のカードが同じ枚数ずつあり、すべてまとめてシャッフルして配る。
手番では移動カードを1枚プレイして、プレイした色のコマを相手のコマに近付く方向に動かす。
その後、手札が4枚になるようにカードを引く。(基本的には1枚プレイして1枚引く)
これを繰り返すと、やがて2つのコマがどこかで出会う(隣接するか、同じマスになるか、通り過ぎる)。
その場所が橋を挟むか、それよりも赤色側だった場合、最後に移動カードをプレイしたプレイヤーは巨人カードをもらう。
逆に、青色側だった場合、最後に移動カードをプレイしたプレイヤーは、風車カードをもらう。
巨人カードは裏面が風車カードになっている。
巨人カードは得点は高いが、槍が折れてしまう。
風車カードは単純に得点になる。(右下の数字は、裏側の点数)
各プレイヤー、7枚槍カードを持っていて、これがすべて折れると敗北してしまう。
2つのコマが出会ったら、次の巨人カードの位置にコマを戻して、再びゲームを始める。
風車/巨人カードがなくなったらゲーム終了。点数の多いプレイヤーが勝利する。
ミッションカード
各プレイヤー、最初に2枚ずつミッションカードを持っている。
条件を達成すると、得点になったり、折れた槍カードを回復できる。
突撃モード
ミッションカードを使用せず、風車/巨人カードも5枚または10枚で開始する。
これにより、ゲームの時短ができる。
戦略モード
ゲームボードの裏面を使用する。
コマが止まったマスに応じて、手札を引いたり、折れた槍を回復するなどの効果が得られる。
超・戦略モード
移動カードを山札から引くのではなく、4枚ディスプレイに並べて、そこから引くようにする。
これにより、相手の手札を把握できるようになる。
感想
歩数をカウントするゲーム。
実際にあったのは、出会うまで残り7歩で、手札に「1」と「5」があったら、絶対にカードが取れるという状況。
結構長いゲームなので、風車/巨人カード5枚の突撃モードもいいが、それだとあまり巨人カードを取るデメリットがない。
15枚でやると、槍の回復が必須になる。ミッションカードだけだと心許ないので、戦略モードがいいかもしれない。
いずれにせよ、やること自体はずっと同じなので、あまり長くやると飽きるかも。
試してはいないが、突撃モードで風車/巨人カード7枚くらいがバランスが良さそうだ。
涼夏と千紗都と『ティルティング・アット・ウィンドミル』
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