【レビュー】クラミ*ビー玉を置いて陣取り合戦!
概要
くぼみのある長方形のプレートを並べて、くぼみの中にビー玉を置いてプレートを取り合う2人用の陣取りゲーム。
ビー玉は交互に置いていくが、1手番前に相手の置いたマスから、直線上のマスにしか置けない。また、そのプレートと、その前に自分の置いたプレートには置けない。
すべてのビー玉を置くか、置くことができなくなったらゲーム終了。プレートごとにマジョリティーを競い、勝ち取ったプレートのマスの数が多い方が勝利する。
ルール
内容物としては、木製のプレートが17枚、ビー玉は赤と黒がそれぞれ28個ずつ。
木製のプレートは、2マス、3マス、4マス、6マスのものがある。
最初に、17枚のプレートを8×8の正方形に並べるか、10×10に収まるように好きな形に並べる。
スタートプレイヤーが最初に好きなマスにビー玉を置き、以降、交互にビー玉を置いていく。
ビー玉を置く際、1手番前に相手の置いたビー玉から、垂直方向もしくは水平方向のいずれかの直線上にしか置けない。また、そのビー玉の置いてあるプレートと、さらに1手番前に自分の置いたプレートには置けない。
すべてのビー玉が置かれるか、どちらかのプレイヤーがビー玉を置けなくなったらゲーム終了。
プレートごとによりたくさんビー玉を置いている方がそのプレートを獲得し、マスの数が多い方が勝利する。マスの数を数える時は、置いてあるビー玉は関係ない。例えば下の写真は黒の勝ちで、6マスになる。
プレイ
まずプレートを並べる。あまり変な形にすると、袋小路であっさりゲームが終わる可能性もあるが、それはそれで面白いかもしれない。
赤が最初に置き、黒、赤と置いた黒の手番。黒い線上のマスに置くことができるが、今赤が置いたプレートと、その前に黒の置いたプレートには置くことができない。
黒のプレートの上にボタンが置いてあるが、もちろん同梱のコンポーネントではなく、2つ前に置いたプレートがわからなくなるので使っている。2つ前はおろか、時々今どこに置いたかもわからなくなる。
今販売されている、FoxMindの白い箱のものには、この問題を解決するためか、ポーンコマが封入されているようだ。
プレイを続けると、赤の手番でこのような盤面になった。もう赤はビー玉を置けないので、ゲーム終了になる。
プレートごとにビー玉が多い方がそのプレートをもらう。見ての通り、5マス差で黒の勝利。(正確には、勝てることがわかっていて、黒は次に赤の置けない場所に置いてゲームを終わらせた)
感想
ボードゲームカフェでプレイして気に入り、すぐに通販で購入したゲーム。
ガチガチのアブストラクトゲームなのに、それを感じさせないライトなプレイ感は、『パッチワーク』にも似ている。
もちろん、本気で何手先も考えてプレイすれば、実力差が大きく出るし、早い段階で勝敗のわかってしまうゲームだろうが、もっと気楽に楽しみたい。
木製のプレートは手触りもよく、美しい。2人でゲームをする機会が多い人には、是非チャレンジしてほしい一作です!