【レビュー】スカウト!*カードの並びを変えられない大富豪!
概要
大富豪タイプのカードゲームで、相手の出したカードより強いカードを出して手札を減らしていく。
特徴的なルールとして、カードは配られた状態から並び順を変えてはいけない。そして、2枚以上プレイする場合、それらのカードは手札の中で連続していないといけない。
手番ではカードをプレイする他に、場札からカードを獲得し、好きな位置に差し込むことができる。
そうして複数枚プレイできる組み合わせを作り、効率よくカードを出していこう。
ルール
『スカウト!』のカードには、上下別の数字が書かれている。
配られたカードは、順番を変えずに持つ。
上下はどちらを選んでもよい。ラウンドが始まったらもう、カードの順番や上下を入れ替えることはできない。
手番では、「A プレイ」「B スカウト」「C ダブルアクション」のいずれかを行う。
A プレイ
直前にプレイされた組み合わせ(場札)より強いカードをプレイする。
2枚以上出す場合は、隣り合っていないといけない。「1」「3」「2」とかもダメ。
カードの強弱は、まず枚数が多ければOK。{2、2}に対して、{1、2、3}など。
次に、連番より同じ数字の方が強い。{5、6}に対して、{2、2}など。
枚数と種類が同じなら、数字が強ければ出せる。{4、5}に対して{5、6}など。
プレイ出来たら、場札を裏向きで自分の手元に置き、得点札になる。
この場合、場札{7、8}に対して、{8、8}や{8、9}が出せる。
その後、場札の{7、8}は裏向きで得点札になり、出したカードが次の場札になる。
B スカウト
場札からカードを1枚獲得して、好きな場所に好きな向きで差し込むことができる。
もし場札が複数枚ある場合、両端のいずれかのカードを獲得できる。{1、2、3}なら「1」と「3」。
場札のオーナーは、得点チップを1枚もらえる。
場札は枚数が減ったまま、そのままの状態で、次のプレイヤーの手番になる。場札のオーナーも変わらない。
例えばこの場合、プレイヤーは場札の一番右の「6」をもらい、向きを変えて「8」にして、真ん中の「9」の左に差し込むことで、{8、9}の連番を作った。(どこかで「4」を出せたら、{8、9、10}になる)
右のプレイヤーは得点チップを1枚獲得し、左のプレイヤーは場札が{4、5}の状態で回って来る。
C ダブルアクション
ラウンドに一度だけ、スカウトの後、即座にプレイすることができる。
使用したかどうかは、ダブルアクションマーカーで管理する。
ラウンドとゲームの終了
1.いずれかのプレイヤーが手札を出し切るか、2.プレイしたカードに対して全員がスカウトのみを行うとラウンドが終了する。
「得点札の枚数+得点チップ-手札の枚数」が得点になる。
ただし、2の場合、全員がスカウトしたカードをプレイしたプレイヤーは、手札の枚数の失点は数えなくてよい。
プレイ人数回ラウンドを行ったらゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーが勝利する。
感想
変則的で面白い。手札の運はあるが、上下2パターンあるから、実質2通り配られて選択できるので、そこまで悲惨なことになることはない。
人数は4人以上欲しいかもしれない。
3人だと手札を出し切るより、2人がパスして終わりになるケースが多い。それはそれでいいのだが、やはり出し切りたいと思うもの。
カードのデザインも綺麗だし、小箱だし、5人までプレイできるし、1つ持っていると便利なゲーム。
涼夏と千紗都と『スカウト!』
4人プレイでのプレイ記があります!