【レビュー】スカウト!*カードの並びを変えられない大富豪!

2022年6月27日

スカウト

概要

大富豪タイプのカードゲームで、相手の出したカードより強いカードを出して手札を減らしていく。

特徴的なルールとして、カードは配られた状態から並び順を変えてはいけない。そして、2枚以上プレイする場合、それらのカードは手札の中で連続していないといけない。

手番ではカードをプレイする他に、場札からカードを獲得し、好きな位置に差し込むことができる。

そうして複数枚プレイできる組み合わせを作り、効率よくカードを出していこう。

ルール

『スカウト!』のカードには、上下別の数字が書かれている

配られたカードは、順番を変えずに持つ。

上下はどちらを選んでもよい。ラウンドが始まったらもう、カードの順番や上下を入れ替えることはできない

手番では、「A プレイ」「B スカウト」「C ダブルアクション」のいずれかを行う。

A プレイ

直前にプレイされた組み合わせ(場札)より強いカードをプレイする。

2枚以上出す場合は、隣り合っていないといけない。「1」「3」「2」とかもダメ

カードの強弱は、まず枚数が多ければOK。{2、2}に対して、{1、2、3}など。

次に、連番より同じ数字の方が強い。{5、6}に対して、{2、2}など。

枚数と種類が同じなら、数字が強ければ出せる。{4、5}に対して{5、6}など。

プレイ出来たら、場札を裏向きで自分の手元に置き、得点札になる。

この場合、場札{7、8}に対して、{8、8}や{8、9}が出せる。

その後、場札の{7、8}は裏向きで得点札になり、出したカードが次の場札になる。

B スカウト

場札からカードを1枚獲得して、好きな場所に好きな向きで差し込むことができる。

もし場札が複数枚ある場合、両端のいずれかのカードを獲得できる。{1、2、3}なら「1」と「3」。

場札のオーナーは、得点チップを1枚もらえる。

場札は枚数が減ったまま、そのままの状態で、次のプレイヤーの手番になる。場札のオーナーも変わらない。

例えばこの場合、プレイヤーは場札の一番右の「6」をもらい、向きを変えて「8」にして、真ん中の「9」の左に差し込むことで、{8、9}の連番を作った。(どこかで「4」を出せたら、{8、9、10}になる)

右のプレイヤーは得点チップを1枚獲得し、左のプレイヤーは場札が{4、5}の状態で回って来る。

C ダブルアクション

ラウンドに一度だけ、スカウトの後、即座にプレイすることができる

使用したかどうかは、ダブルアクションマーカーで管理する。

ラウンドとゲームの終了

1.いずれかのプレイヤーが手札を出し切るか、2.プレイしたカードに対して全員がスカウトのみを行うとラウンドが終了する。

「得点札の枚数+得点チップ-手札の枚数」が得点になる。

ただし、2の場合、全員がスカウトしたカードをプレイしたプレイヤーは、手札の枚数の失点は数えなくてよい。

プレイ人数回ラウンドを行ったらゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーが勝利する。

感想

変則的で面白い。手札の運はあるが、上下2パターンあるから、実質2通り配られて選択できるので、そこまで悲惨なことになることはない。

人数は4人以上欲しいかもしれない。

3人だと手札を出し切るより、2人がパスして終わりになるケースが多い。それはそれでいいのだが、やはり出し切りたいと思うもの。

カードのデザインも綺麗だし、小箱だし、5人までプレイできるし、1つ持っていると便利なゲーム。

涼夏と千紗都と『スカウト!』

4人プレイでのプレイ記があります!

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