【レビュー】レイクホルト*野菜を育てて観光客に振る舞おう!
概要
野菜を集めるワーカープレイスメント。
ワーカーは3人で7ラウンド、計21手番でゲームは終わる。
アクションはすべてボードに印刷されており、固定になっている。
アクションによって獲得できる支援カードによって、ゲーム性に変化をつけることができる。
毎ラウンド、最後の供給フェイズに野菜を支払うことで、外周トラックを経営者コマが進む。
得点計算はなく、最終的にトラックを一番進んでいるプレイヤーが勝利する。
ルール
ゲームは7ラウンド行われ、親はラウンドごとに時計回りに変わる。
1ラウンドは労働フェイズ、収穫フェイズ、供給フェイズ、帰宅フェイズに分かれている。
労働フェイズ
親から順番にワーカーを置いてアクションを行う。
基本的には野菜を獲得し、温室を作り、温室に種を蒔き、必要に応じて次の収穫フェイズを待たずに収穫を行う。
温室に種を蒔く(野菜を1つ置く)と、その温室のすべての区画に、サプライから同じ野菜を取って埋める。
収穫フェイズ
それぞれの温室から、1つずつ野菜を収穫する(温室から手元に移動する)。
供給フェイズ
野菜を必要な個数支払う(観光客に振る舞う)ことで、外周トラック上の経営者コマを進める。
1ラウンドに1回、野菜を支払う代わりに、必要な個数を受け取ることで進めることができる。
下の例では、ニンジン1つ、次にトマト2つ、次にレタス2つ、次にキノコ2つ、カリフラワー2つは逆にもらい、最後にニンジン2つを支払っている。
なお、供給フェイズは外周トラックの先頭のプレイヤーから行い、後のプレイヤーが同じマスで止まった場合、そのプレイヤーが先頭になる。
帰宅フェイズ
ワーカーを回収し、親カードを左隣のプレイヤーに渡す。
7ラウンド目の場合、ゲームは終了し、より外周トラックを進んでいるプレイヤーが勝利する。
同じマスの場合は、より前にいるプレイヤー(つまり後からそのマスに入ったプレイヤー)が勝利する。
支援カード
A~Eデッキがあり(Eデッキは2人用専用)、プレイするデッキを選んだ上、さらに5枚を使用する。
支援カードはアクションによって獲得できる。
また、支援カードを共有するアクションがあり、それを使用した場合、あるいは使用された場合は、隣の人と支援カードを共有する。(両者から見やすいよう、効果が上下に書かれている)
感想
とてもシンプルで、要素の少ないワーカープレイスメント。
同デザイナーの『アグリコラ』、『アルルの丘』、『ヌースフィヨルド』を所有しており、いずれも好きなゲームだが、すでにこれらを十分楽しめている人には、物足りなく感じるかも知れない。
逆に、ルールが簡単なので、ボードゲーム初心者が初めてワーカープレイスメントに挑戦するには向いているし、またプレイ時間が短いので、人数の多いゲーム会の1テーブルで取り出すのにも丁度良い。
1点、2番手以降のプレイヤーに恩恵がないため、1番手のプレイヤーが有利かなとは思った。特に3人プレイだと、大事な1ラウンド目に初手を打てるだけでなく、最後のラウンドもそのプレイヤーから開始できる。
3人の時は最終ラウンドは最も後ろのプレイヤーから開始するなど、何かしら恩恵や救済があるともっと良かった。
涼夏と千紗都と『レイクホルト』
2人プレイでのプレイ記があります!