【レビュー】サントリーニ*塔を建ててその最上階へ!
概要
サントリーニはギリシアにある白い壁と青い屋根の家々が有名な島。
プレイヤーはその島に、3階建ての塔を建築して、その頂上に登ることを目的とする。
移動と建築を繰り返し、一人2つ持っているプレイヤーコマのいずれかを、塔の3階部分の上に移動できたら勝利する。
基本ルール
5×5マスのボード上に、プレイヤーコマを2つずつ配置したら、スタートプレイヤーから順に移動と建築を繰り返す。
移動はいずれかのプレイヤーコマを、周囲8マスのいずれかに移動する。この時、1階層高い塔には登ることができる。下りる時は、一気に下りられる。
移動したら、そのプレイヤーコマに隣接する周囲8マスのいずれかに、塔を建築する。建築は高さに関係なくできる。
塔は3階建てで、一番上には屋根を乗せることができる。屋根のある塔には、移動もそれ以上の建築もできない。
移動のフェーズにおいて、いずれかのプレイヤーコマを、いずれかの塔の3階部分に移動できたら勝利する。
また、移動と建築は必ずしなければならない。できなかった場合、そのプレイヤーは敗北する。
神の力
サントリーニには特殊効果を持ったたくさんの神タイルがあり、これを使ってゲームに深みと変化を与えている。
神タイルには、例えば「5つの塔が完成したら勝ち」「相手のプレイヤーコマのあるマスに移動可能」「外周マスに移動したら再移動可能」など、様々な効果がある。
各プレイヤー、神タイルを1枚選択したら、それぞれの神の力を適用してゲームを行う。
感想
ルールが簡単で、とても戦略的なゲーム。コンポーネントも良く、見た目にも美しい。運要素が一切ないゲームなので、能力差は付きやすいかもしれない。
基本的には、相手が移動しなくてはならないというルールを上手く使い、3階部分を建築した後、自分は次に移動できるが、相手は屋根を乗せることができないという状況をいかに作るかというゲーム。
ミスをしなければ、下の写真のように混戦になる。
神タイルを導入すると、考えることが増してさらに複雑になる。プレイ感や戦略がガラッと変わるのは面白いが、基本ルールだけでも十分楽しいし、十分難しい。
一応3人でもプレイ可能だが、断然2人プレイをオススメしたい。
ところで、自分はサントリーニ島に行ったことがあるが、風車の見える有名なこのアングルだと、青い屋根の建物は1つも見えない。
ボードゲームは様々な都市が舞台になっているので、色々な場所に行ってみたいものである。
コインブラとか、カルカソンヌとか。