【レビュー】ゼヘツ/ZERTZ*ボールを集めるアブストラクトゲーム!
概要
2人用のアブストラクトゲームで、7作品あるギプフプロジェクトの3作目。
六角形に敷き詰めた37個のリングの上に、3色あるボールを交互に置いては、リングを1つ取り除く。
ただし、ボールが他のボールに隣接し、飛び越えることが出来る場合は、必ずそうしなければならない。そうすることでボールを獲得できる。
動かせなくなったら負けというルールが多いギプフプロジェクトだが、珍しくボールを集めたら勝ちというゲーム。
ルール
ボールは3色で、白が6個、灰色が8個、黒が10個。それぞれ共通のボールとしてストックに置く。
ゲームの勝利条件は、各色を3個ずつ獲得するか、白を4個獲得するか、灰色を5個獲得するか、黒を6個獲得する。
手番では、「ボールの獲得」ができなければ、ストックから任意のボールを1つ取って、空いているリングの上に置く。その後、空いているリングを1つ取り除く。
この時、それぞれ一番外側のリングしか取り除くことができない。(取り除けるリングがなければ行わない)
リングを取り除くことで、他のリングが孤立したら、そのリングは取り除き、その上に乗っているボールを獲得できる。(ボールの乗っていないリングがある場合、それは孤立していない)
ボールの獲得
手番開始時に、もしあるボールが他のボールと隣接しており、飛び越すように動かすことが出来る場合、必ず「ボールの獲得」を行わなければならない。
飛び越してボールを獲得した後、さらに飛び越えることのできるボールがある場合、連続して行わなければならない。
※BGGのフォーラムによると、飛び越えるのに使えるのは最初に動かしたボールだけ。例えば白を使って黒を取った後、灰色を使ってその白のボールを取れる状況にあっても、それは「ボールの獲得が行える状況」ではない。
感想
なんだろう。どうしても最初、ボールを飛び越されないように置いていく。
そうすると、やがてボールを飛び越せるようにしか置けなくなる。
そこまでの我慢大会のような感じになるのは、そういうデザインなのだろうか。やがてその状況になるのも含めて、5手先10手先を考えてやるゲームだとしたら、ちょっと自分には難しい。
頭が良い人はもちろん、頭が悪くても下手なりに楽しめるゲームはたくさんあるが、このゲームは頭のいい人だけが楽しめるゲームの気配がする。
涼夏と千紗都と『ゼヘツ』
プレイログがあります!