【レビュー】転々と市*いつ場札を引き取るか?
概要
基本アクションは2つ。山札からカードをめくって場札に加えるか、場札をすべて獲得するか。
獲得したカードに応じて得点になる。
3~4人プレイの場合、獲得できる回数は3回。
どのタイミングで獲得するのかがキーになる。
ルール
3~4人プレイの場合、「獲得」カード2枚と、「めくって獲得」カード1枚でゲームスタート。
プレイカードは以下のものがある。まず得点の書かれたカード。
一番左は緑ではなく黒で、4~9の6枚。他は1~6の6枚ずつ。
茶器カードは3色3枚ずつ。
得点計算時、同じ色を2枚持っているとその色の得点が2倍、3枚で3倍になる。
その他のカード。
「長良川の戦い」は得点計算時-5点。「千利休」は任意の色の「4」として扱える。(他は後述)
これらのカードをシャッフルして山にする。(「お市の方」は前半に出るようにする)
手番では、以下の3つから選択。
・獲得:「獲得」カードを裏返し、場札をすべて獲得する。
・基本:山札からカードをめくって場札に加える。「めくって獲得」を使うと、すぐさま獲得することができる。
・交換:「お市の方」を持っていたら、場札のカード1枚と交換できる。
獲得したカードは、数字のカードは手札に加え、それ以外のカードは表向きで並べる。
「松永久秀」を取ってしまったら、持っている「茶器」「千利休」「火縄銃」のいずれか1枚と一緒に捨てる。
得点計算
誰かが獲得、基本、交換のいずれも出来なかったらゲーム終了。
上の場合、青色は茶器が2枚あるので(2+5)×2=14点。
赤、黒、黄色は茶器がないのでそのまま1+4+5+5=15点。
「火縄銃」は同じ数字が3枚あるごとに5点。今、「5」のカードが3枚あるので5点。計34点。
感想
面白い。シンプルで使い勝手の良いゲーム。
ルールの「初心者のためのアドバイス」にもあるが、獲得アクションで平均的に何枚取れるか、もしくは合計いくつ取れるのかを考えたり、いくつくらいで取るのかを考えておくことは大事かもしれない。
もっとも、同じ色の茶器の2枚目と、同じ色の9が場札にあれば、「めくって獲得」でその3枚だけ取る価値は十分ある。
何度かやれば、大体勝てる点数も見えてくる。
小箱だし、シンプルで無駄がなく、カードの質もいいし、プレイ時間も短いし、おすすめの一作。
涼夏と千紗都と『転々と市』
3人プレイでのプレイ記があります!