【レビュー】宝石の煌き:デュエル*より早く宝石カードを集めよう!
概要
『宝石の煌き』の2人用ゲーム。
ボードから宝石や真珠、黄金を取り、それを使って宝石カードを購入する。
宝石カードの効果で、次回の購入コストが安くなり、より高価なカードが購入できるようになる。
宝石カードには勝利点があり、20点集めた時点で勝利する。
ルール
宝石カードはレベル1~3まであり、ディスプレイにレベル1を5枚、レベル2を4枚、レベル3を3枚公開する。
また、25マスのボード上に、ランダムにトークン(宝石、真珠、黄金)を並べる。
手番では「宝石や真珠を3つまで取る」「黄金を1つ取り、宝石カードを1枚確保する」「宝石カードを1枚購入する」のいずれかを行う。
宝石や真珠を取る時は、縦・横・斜めのいずれかで、連続した宝石や真珠を3つまで取ることができる。(間が空いていたり、黄金がある場合は取れない)
カードには「威信ポイント」「能力」「王冠」が描かれている。(描かれていないものもある)
ゲームは、威信ポイントを20点集めるか、同じ色のカードで威信ポイントを10点集めるか、王冠を10個集めると勝利する。
王冠はまた、3つ目、6つ目の時に、それぞれ王侯カードを取ることができる。これは、点数になったり、能力を持っていたりする。
能力はカードを取ったら即座に発動し、もう一度ターンを行ったり、カードの色と一致するトークンを取ったり、特権を1つ獲得したりできる。
任意アクション
各プレイヤー、自分の手番の前に任意アクションを行うことができる。
特権を使う
特権1つにつき、ボード上の真珠か宝石を獲得する。
特権は、スタートプレイヤーではないプレイヤーは最初から1つ持っている他、宝石を獲得する際に同じ色の宝石を3つ獲得するか、真珠を2つ獲得するともらえる。また、カードの能力で取ることもできる。
特権を獲得する際、サプライに残っていない場合(つまり相手が3つ持っている場合)、相手から取る。
ボードの補充
使用したトークンを、再びボード上に並べる。並べ方は中央から螺旋を描くように並べていく。
このアクションを行った場合、相手プレイヤーは特権を1つ獲得する。
感想
とても面白かった。
『宝石の煌き』は先手有利なゲームだが、『デュエル』では特権が1つ与えられることでこの問題を解決している。
特権1つはトークン1つ分にしかならないが、『デュエル』では宝石を獲得する際、直線上である必要があるという制約があるため、好きなトークンが取れるアクションは、相対的に価値が高い。
初めてプレイする者同士で2回プレイしたが、どちらも1~2手番の差になった。
効率も戦略も大事だが、カードのめくり運もそれなりにある。丁度めくったカードが、持っているトークンでまかなえるかどうかで勝利できることもある。
『宝石の煌き』自体がそうだが、初めてやるゲーマーズゲームにも使える名作。