【レビュー】青春スパイラル*青春系大富豪!

青春スパイラル

概要

大富豪系のカードゲーム。6色の1~11のカード、計66枚を使う。

大きく大富豪と異なる特徴として、

・3回行って、3回目に勝った人がゲームの勝者となる。

・パスをした時、1枚でも出していたら手札を交換できる。

・1は11より強い。(11に対して1を出したら、場札を交換する)

といったものがある。これにより、大富豪特有の、「勝った人間はずっと強い」をある程度維持しつつ、1回目、2回目で手札を強くして、最後に逆転できる可能性もあるゲームになっている。

ルール

まず、カードは1~11が6色。計66枚。ただし、2は無色で、すべての色として扱える。

基本的なルールとして、最初に出した枚数と種類(1枚、同じ数字の2枚組や3枚組、同じ色の連番など)と同じ枚数・種類で、より強いカードを出していく。

連番は2枚から出すことができる。1は11より強い。

もし11に対して1を出したら、後述の「場札」を交換して、あたかも自分が11を出したようにする。

自分が出したものに対して全員がパスをしたらそのラウンドに勝利し、次に自分の手札から好きなカードを出せる。

ゲームは1年生、2年生、3年生と3回行い、3年生で勝利したプレイヤーがゲームに勝利する。

最初に手札が10枚配られ(6人プレイは8枚)、手札をすべて出したらその学年に勝利できる。

ゲーム中、出したカードは自分の場札に出し、パスしたりそのラウンドに勝利したら、自分の捨て札に移動する。

パスをした際、もし場札から捨て札に移動できたら(つまり1回でも出していたら)、そのラウンドの枚数(2枚組なら2枚)、手札を交換できる

交換先はテーブル中央の5枚のカードの他に、他のプレイヤーの捨て札の一番上のカードも対象。

なお、各ラウンド開始時、1年生、2年生の時は最大で3枚までしか出せない。5枚組とかを出すのは3年生まで待とう。

各年、ゲームが終了したら、自分の場札と捨て札を手札に戻す。また、勝ったプレイヤーはテーブル中央の5枚のカードを、自分も含めて好きなように配ることができる。

これを3回行い、3回目(3年生)に勝利したプレイヤーがゲームの勝者となる。

11のカードの女の子は「霜月ひとえ」ちゃん。

感想

基本的には、強い者がずっと強いという大富豪の感覚はそのまま。

極端な例だが、例えば初期手札がこんな感じだとする。

そうすると、大抵バーッと出して勝てる。

勝った後、次の年も基本的には同じカード構成で戦うことができる。よって、3年間、同じ仲間たちで無双することができる。

それに少しでも抗うための仕組みとして、パスによる交換がある。

もちろん、そもそも1枚は出さないとできないが、これにより1年生、2年生の内に手札を揃えることが出来る他に、勝っている人の捨て札と交換して、その人のデッキを弱くすることができる

また、1が11より強いルールがある。単に強いだけでなく、場札を入れ替えるので、11をもらうことができる。(もっとも、相手にはその11より強い1が行くことにはなる)

運要素にはなるが、各年が終わった後のばら撒きによっても、手が強くなる可能性がある。

戦略性と可能性の高まった大富豪。オススメの作品。

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