【プレイ！】涼夏と千紗都と『エクストリーム将棋』
ゲームについて
ゲームについては、以下に詳しくレビューしていますので、ルールをご存じない方は先にご覧ください。
キャラクターは、『ほのぼの学園百合小説 キタコミ！』に登場する、帰宅部の女の子たちです。
興味がありましたら、以下の小説をご覧ください。
プレイ！
今日は『エクストリーム将棋』をやろう。
エクストリームな将棋だね。
まんまだな。２本先取でやろうか。とりあえずボードと駒を決めよう。
角もあるし、ボードは深いし、悪くない。
ボードが２列しかない上、千紗都からだから、初手の桂で死ぬ可能性がある。
そうならない場所が２ヶ所あるね。
誘導されてる。でもしょうがない。
きっつ。いきなり桂で攻め込まれる。
いやこれ、歩が成って終わりでしょ。
うわぁ。なんだこのゲーム。
エクストリームだ。
２回戦
２回戦。また角が来た。
機動力がない。重装歩兵隊のよう。
飛んで火に入る陣形。
苦しい進んだら殺される。一旦銀を進めるしかないか。
歩を進める余裕。
銀だな。銀か角が欲しい。
桂で取る選択もあるけど、銀と銀の交換ならいっか。
じゃあ、銀は横に動けないからこうだな。
想定と違う盤面だ。銀を動かさないと桂が取られるし、でも銀は取られたくないから、右斜め前に逃げよう。
劣勢に変わりはないか。守備は金で大丈夫なはずだから、桂馬を取りに行こう。
桂を逃がすか。
金を取られるわけにはいかないし、これ以上攻め込まれるのもダメな気がするから、取ろう。
角が取られる。いや、一旦銀を斜めに下げよう。
決め駒がないから、銀もらうか。うーん。攻めきれない。
攻めあぐねてるけど、角も成れたし、悪くはない。
圧倒的な駒不足。
歩で攻め続けよう。
歩のない将棋は負け将棋か。
二歩出来ないけど、突っ込むと無駄に取られて終わるし。でも状況を膠着させてもしょうがないから、１枚くれてやるか。
歩を１枚ゲットした。これなぁ。歩を取りに行っても、角に逃げられるだけの気がするから、素直に銀を取るか。
でも、金と引き換えに角を捨ててくることはないから、やっぱり歩の方に行こう。
いつの間にかとんでもなく劣勢。駒が王と角と歩しかない。
勝った。これは２勝分くらいの価値がある。
３回戦
初手で角が来た上、千紗都がそのボードで香が３枚のラインナップは苦しかろう。
だいぶきつい。どこに何を置くか、すごく読まれてそう。
とりあえず銀は欲しい。
これ、油断すると、左から一気に攻め込まれて負けるパターンだ。気を付けよう。
いきなり銀と桂が入ったし、悪くない。
攻め続けよう。王の前に角が効いてるの、悪くない。
取って、成る。
ダメか。何故だ……。
じりじりと。
指をくわえて死ぬわけにはいかない。成金さえどけば、王で歩が取れる。
いや、その香は王で取ればいい。
ダメだ……。
最初の銀の配置が悪かったか。
まあ、香が３枚あったから、何かしら取れた。これ、短期決戦の分、先手が有利。
１ゲーム目とか、完全にそうだったな。でもなかなか面白かった。