【プレイ!】涼夏と千紗都と『マンカラ』(Excel再現)
ゲームについて
ゲームについては、以下に詳しくレビューしていますので、ルールをご存じない方は先にご覧ください。
キャラクターは、『ほのぼの学園百合小説 キタコミ!』に登場する、帰宅部の女の子たちです。
興味がありましたら、以下の小説をご覧ください。
プレイ!
※本プレイ記は、他所で行ったものをExcelで再現したものになります。
この『マンカラ』っていうゲームをやってみよう。
石を移動させるゲームだね。一人で川原でよくやってたよ。
空のところで終わると、相手のも取れるのがポイントだね。
無視しないで。私、可哀想な子みたいじゃん。
早くいつも通り先手を主張して。
じゃあ、最近川原で石を積んだ私からね。
積んでないでしょ。
とりあえず、左から3つめを動かして、連続手番にするのが定石な気はする。
罠だな。
で、次に一番左を動かすと、涼夏がこっちに来なければ、左から2つめがまたストアで終われる。
これはね、そんな単純なゲームじゃないんだよ。初めてやるけど。
とりあえず私も左から3つめを移動させてから、千紗都の5を潰しに行こう。
罠じゃなかったの?
罠と思わせる作戦だったんだよ。
この6個のところを動かさないと、次に涼夏にヤラれるから、これを動かすしかない。
気付かれた!
ド素人じゃないんだから。
これ、次千紗都の一番左端まで入れないと、左から2つめの空で終わられるな。
移動させた後、そうなるってわかるけど、状況が変わり過ぎて2手先まで考えるの、無理。
まあでも、これで次に4でも5でも右端で終われる。
相手に取らせないように動き続けてると、そのまま負けそう。
先に4の方だな。千紗都がこっちに来なかったら、次に5も空で終われる。
とりあえず、2を空に入れれるように8を動かすか。
それはそれで、右の2で連続手番で、もう1つの2で千紗都のも取れる。
あー、ダメだ。動かしてみないと、盤面がどうなるかわからない。
8対3になった。
5点差の上、私の穴、8、9、7って石が多いから、ストアでも空の穴でも終われない。
私の穴って、響きがエッチだな。
一番大きい9を撒いておくか。
よくわからんけど、9を移動させると、千紗都の8の向かいが空になるから、千紗都はその8のところを動かさないといけなくなるな。
うわ。4点差もあるのに、この人、2手先を考え始めた!
大勝してる試合で盗塁を非難されたみたいな響きだったぞ?
9を動かすしかない。ずっと劣勢。
後はもう、地道にストアに入れて行けば良さそうだけど、千紗都が2をストアで終わらせて連続手番にした後、その穴で終われるようにしちゃダメだ。
うわ。4点差もあるのに、この人、考えてプレイしてる!
考えるから。油断すると一撃死しそうだし。とりあえず千紗都の1を潰しておきたいから、右端にしよう。
今、涼夏がストアでも空の穴でも終われないから、チャンスだね。とりあえず連続手番にしてから、その次もストアで終われるようにする。涼夏は邪魔できない。
これ、何が怖いって、千紗都のいっぱい入ってる穴を移動させた時に、どこで終わるかを考えておかないと、マジで死ぬ。
運ゲーだね。
このゲーム、1ミリも運要素ないから。3をストアに放り込まれた後、1を穴で終わられると追いつかれるから、2を逃がそう。
連続手番にして、ここで12だな。追いついてきた。
まずいぞ。2をストアに放り込まれた後、1を動かされると完全に死ぬから、4を逃がすしかない。9を動かしても届かないし。(※)
じゃあ、2で連続手番にして、この2を穴に移動させよう。これで同点。
これ、9を動かしておかないと、1で連続手番にされた後、2が9のところに来るな?
まあそうだね。じゃあ、1をストアに放り込んで、2を空に入れて、これで逆転。
ストアでも穴でも終われないから、この3を動かして逃げるか、7を撒いて邪魔するかだけど、7を撒くと連続手番になって、結局ヤラれるか。
運が悪いね。
要らん慰めだ。大人しく3を逃がそう。
じゃあ、1を空で終わってストアに。
もう何をどうやっても、ストアに近い方を空にしてる千紗都の勝ちだな。そういう戦略がいいと、今わかった。
じゃあ、反省会を。
死ぬまで生きて。
ツライ。生きるのがツライ。
逆転勝ち。
途中まで明らかに優勢だったんだけど、気が付いたら防戦一方だった。
右を空けるのが強いと思ってプレイしてたわけじゃないけど、結果的にそうなった。
あと、大きい数字ばっかりにするとダメだな。身動きが取れなくなる。まあ、狙ってそうしたわけじゃないけど。
最後までヒリヒリしていいゲームだったね。
どこを「最後」って言ってるのか知らんが、私の中では死ぬだけの日々が長かったぞ?
(※)読み返していたら、この時涼夏は、まず右端の1をストアに放り込んでから4を動かすべき。そうすると、さらに右端が1になって連続手番可能な状態になるから、また勝負が違った。