【レビュー】オルビス*タイルを並べて神を頂に!
概要
15ラウンドの間に、六角形の地域タイルを14枚と、神タイルを1枚取り、ピラミッド状に並べる。
最下段は5枚。上に積む時は、下の2色の内のいずれかの色しか置けない。そうして、上に行くほど置けるタイルの色(種類)が減っていく。
14枚のタイルを積み上げたら、最後に神タイルを頂上に置いてピラミッド完成。
地域タイルと神タイルの勝利点を合わせて、最も勝利点の多いプレイヤーが勝利する。
ルール
ゲームは15ラウンドに渡って行い、スタートプレイヤーから順に、タイルを1枚獲得する。
タイルには神タイルと地域タイルの2種類があり、15ラウンドの間に神タイルを1枚と、地域タイルを14枚取る。
神タイル
全部で10枚あるが、4人プレイなら5枚、3人なら4枚、2人なら3枚を使用する。
15ラウンドの間に1枚獲得する。
効果は様々だが、例えば写真左上の『愛の女神』なら、タイル獲得時に任意の資源を5個取れる。また、ゲーム終了時に1勝利点得られる。
左下の『海の神』なら、ゲーム終了時に青色のタイルを最もたくさん置いていたら3勝利点になる。
地域タイル
地域タイルは5種類(5色)あり、それぞれレベル1~3まである。レベルはタイル下部に★で示されている。
タイル上部はコストで、獲得する際、その資源が必要になる。(プレイ中いつでも、1色の資源3個を、他の色の資源に変換できる)
左側には効果が書かれている。
例えば写真左上の青いタイルは、ただちに青色の資源が1つもらえる。
左下の白いタイルは、神殿アイコンが2つあり、ゲーム終了時に神殿アイコンの数の順位に応じて勝利点がもらえる。
地域タイルの取り方
地域タイルは、場に3×3で表向きに置かれたタイルを1枚選んで取る。
その際、まず縦横で隣接しているタイルに、タイルの色と同じ色の資源コマを置く。
上に資源コマが乗っているタイルを取ったら、その資源は獲得できる。
タイルのコストの支払いはその後なので、タイル上の資源を支払いに充てることができる。
コストを支払えない場合、あるいは支払いたくない場合は、裏向き(荒野)になる。
タイルの置き方
地域タイルは最下段が5枚、その上は4枚、その上は3枚、その上は2枚、計14枚置く。
上に置く際は、その下の2枚のタイルのいずれかの色でなくてはならない。
どこにも置けない場合は、裏向き(荒野)で置く。荒野は何色にでもなるので、使い方次第では強力だが、タイル自体は何の効果も持たず、またゲーム終了時に-1点になる。
最下段に置く際、タイル同士を離して置くことはできない。
タイルの有効化と打ち消しトークン
オルビスでは、タイルを配置した後、効果を発動する。
例えば下の画像の青の地域タイルは、ルールに沿っているので配置は可能。
ただ、このタイルの効果は、下の2枚のタイルの内、いずれかは緑のタイルだと2点のため、有効化は出来ない。
その時は打ち消しトークンを置いて勝利点を0にしなくてはならない。
感想
安価で購入したこともあって、正直あまり期待していなかったが、値段以上には楽しめた。
まず、タイルの配置が純粋に面白い。六角形のタイルはいいものだ。
タイルの引き運はあるが、9枚も場に出ているから、それなりに計画的に組み立てることができる。
場に置かれた資源によって有効化する赤色のタイルが思ったより難しかったり、緑のタイルが案外苦しかったり、一度やってみると色々わかってくる。
色々わかってくると、もしかしたら戦法がワンパターンになるかもしれない。
また、1枚平均2点としても30点。そこまで大きな点差がつくゲームではないので、地味な印象はある。
目玉の神タイルも、そこまで大きくプレイに影響を与えるものではない。
全体的に渋いゲーム。面白いのだが、価格が下落している理由もわからないでもない。
涼夏と千紗都と『オルビス』
2人プレイでのプレイ記があります!