【レビュー】夏休み大作戦*友達と楽しい夏休みを過ごそう!
概要
転校してきたプレイヤーが、一学期の間にたくさんの友達を作り、その友達と夏休みを楽しく過ごすというフレーバー。
一学期フェイズで友達カードを集め、夏休みフェイズで、その友達カードを使って日記カードを集める。
日記カードには3色あって、いち早く同じ色の日記カードを集めて発表することで、枚数に応じたはなまるチップが獲得できる。
また、夏休みには宿題もあるので、これも消化しないと最終的に失点となる。
小箱ながら内容ぎっしりで、なかなかの重量感。ここではさらっと雰囲気を紹介する。
ルール
一学期フェイズ
3つのコースのあるプールボードに、山から引いた友達カードを1コースには1枚、2コースには2枚、3コースには3枚並べて、スタートプレイヤーから順に入札する。
入札には元気チップと負けん気トラックを使う。もちろん、1コースより3コースの方が入札に必要な元気・負けん気が多くなる。
応札されると負けん気が増え、入札に使ったキューブが返ってくる。これは再び使用できる。なお、パスすると元気チップがもらえる。
これを友達カードの山札が尽きるまで行い、友達カードを獲得していく。
夏休みフェイズ
ひまわりボードにプレイヤー人数+1枚の日記カードを、日付の早い順に並べる。
日記カードには青、黄色、緑の3色があり、友達カードを使って獲得する。友達カードにも同様に色があり、同じ色の場合は日記カードと一緒に友達カードも並べる。色が異なる場合は、日記カードだけ並べる。
これを繰り返し、青もしくは黄色の日記カードと友達の列(日記帳)を発表することで、枚数に応じたはなまるチップがもらえる。はなまるチップは早い者勝ちなので、頑張ってたくさん並べて高得点を狙うか、早めに少ない枚数のはなまるチップをもらうかの駆け引きがある。
発表後、同じ色の青もしくは黄色の日記カードを獲得したら、別の日記帳を作成する。
緑の日記帳は、ゲーム終了時に得失点になる。一定のページ数に達していないと、宿題をやっていなかったペナルティーとなる。
こうして、集めた日記カードや友達カード、はなまるチップや元気チップの得点で勝敗を競う。
感想
基本線では好き。ゲーム感とフレーバーがマッチしているし、絵柄もほのぼのとしていて良い。
一学期フェイズの入札にも、夏休みフェイズの日記カードの獲得にも、日記帳の発表にも、いずれも他のプレイヤーとのインタラクションがあって、なかなか思い通りにいかない。
小箱の割には内容が充実していて、オススメの作品。
ただ、ちょっと詰め込み過ぎかなとは思う。説明書も文字がぎっしり5ページに渡り、そこそこの中重量級ゲームと同じくらいの分量がある。
プレイ感は軽いのだが、ルールが難しい。
あと、一学期に友達ができないと、夏休みを楽しめない。悲しい。