【レビュー】コダマ・デュオ*枝を繋いで大樹を作ろう!
概要
二人用のゲームで、自分の幹カードに、12ラウンドに渡って枝カードを追加し、大きな樹を作る。
枝カードを置くたびに、そこに描かれた精霊シンボルの接続に応じて得点が入る。
また、12ラウンドは3つのシーズンに分かれているが、各シーズンの終了ごとに、自分の持っているコダマカード(得点条件の書かれたカード)に従って得点できる。
ルール
ゲームは全12ラウンドで、春・夏・秋それぞれ4ラウンドずつ行う。
季節ごとに3枚の布告カードがあり、季節ごとにランダムに1枚決めて裏向きにセッティングする。
その季節になったら表にして、その内容を適用する。
例えば上の写真の一番左下のカードは、「カードを捨てて精霊トークンを得る時、2種類の精霊トークンを得てもよい」という効果になる。
ラウンドの進行
ゲームでは、手番ごとに分配する人と選ぶ人が交代する。(各ラウンドのはじめは、点数の低い方が分配する人になる)。
各ラウンド、分配する人が枝カードの山から3枚引いて、それを1枚と2枚に分ける。
選ぶ人がその内のどちらかを選び、分配した人が残った方を受け取る。
各プレイヤー、自分の樹に枝カードを1枚追加する。
追加する際は、すでにあるカードと1枚は接して、枝が繋がる必要がある(太さは問わない)。
2枚以上接してはいけない。
カードを置いたら、置いたカードから幹カードに続く中で、連続する精霊アイコンの数だけ得点できる。
上の写真の左のプレイヤーはイモムシが次のカードにもいるので3点。幹にもいるが、イモムシが連続していないので得点にならない。
2枚のカードを取ったプレイヤーは、残った1枚は捨てる。
相手プレイヤーは、捨てられたカードに描かれた精霊に対応する精霊トークンを1枚受け取って、自分の樹に、1つの精霊アイコンが隠れるように配置しなくてはいけない。
精霊は一度置いたら動かすことはできない。
ただし、精霊トークンを取る時、サプライの他に、相手の樹にある精霊トークンを取ってもよい。(これによって一度置かれた精霊トークンが動くことはある)
季節ごとの得点
最初に各プレイヤー、ランダムに4枚のコダマカードが配られる。
各季節の終わりに、その内の1枚を公開し、その内容に応じて得点する。
上の写真の場合、「自分の樹にある花ごとに3点。ただし、捨て札にある花ごとに-1点」になる。
得点フェイズは3回しかないので、1枚は使わずに捨てることになる。
感想
2023年1月現在、まったく日本語サイトでヒットしないゲーム。
ボドゲーマでも自分の他に所有者がなく、そもそもボドゲーマへの登録も自分がした。
レビューの通り、カードに効果が書かれているので、言語依存はある。難しい英語ではないが、日本語化した方がプレイアビリティは高まるだろう。
枝カードの配置が若干アバウトではあるが、なんといってもイラストや雰囲気が抜群に良く、樹を作っていく楽しさがある。
精霊トークンは「取らなければならない」と書かれているが、配置の選択肢は多く、後半になるほど有利に展開することの方が多そう。(そもそも「must」にネガティブなニュアンスはないのかもしれない)
せっかくGoogle先生とDeepL翻訳で頑張ってルールを解読したので、遊んでいきたい。