【レビュー】キッチンガーデン*野菜を植えて畑作り!

2024年5月21日

キッチンガーデン

概要

家庭菜園がテーマのボードゲーム。

自分のタスクカード(畑)に、そこに書かれた作物の数と枚数だけ作物ードを並べることを目的とする。

相手の畑に雑草を植えたり、怠け者カードを押し付けて1回休みにしたり、少しだけ相手を邪魔する要素もある。

ルール

まずカード類。以下は特殊カードで、左から「バザー」「休日」「カラス」。各プレイヤー、この3枚を手札とは別に1枚ずつ所有する。

特殊カードは使うと捨て札になるが、全員が同じ種類のカードを使うと戻ってくる。

下の3枚は「雑草」「働き者」「怠け者」。

作物カードは「イチゴ」「キャベツ」「ビーツ」「カボチャ」の4種類が、1~3個描かれている。

作物カードと、「雑草」「働き者」「怠け者」は裏面が同じで、これらのカードをシャッフルして山にし、最初に手札として一人4枚配り、場札(市場)として6枚表向きに置く。

細かいルールは色々あるが、基本的には手番では、作物カードを自分の畑に置いたり、山からカードを引いたり、場札と手札のカードを交換したりする。

畑はこんな感じ。全員内容が異なり、必要な野菜の個数と、置く枚数が指示されている。この畑を、ちょうど同じ個数の野菜とカードで埋めたプレイヤーが勝利する。

※和訳ルールに、「花壇には、タスクに書かれている以上の作物を受けなくてはならない」とあるが、説明書のすべてのイラストがぴったりの数だし、イラストが3つでカードが2枚の場所に、3のカードを置けないと書いてあることから、ぴったりの数である必要があると思われる。

英語ルールは「The beds need to hace as much useful crops as shown on the Task.」となっており、ChatGPTに聞いたら、「この文の解釈は曖昧さがありますが、一般的にはタスクに示されている量と同じ量の有用な作物を植える必要があることを意味します。タスクにイチゴの絵が4つ書いてある場合、正確に4つのイチゴを植えなければならないと解釈するのが自然です」とのことだった。

手番は、「条件フェイズ」→「アクションフェイズ」→「掃除フェイズ」となっている。

条件フェイズ:

①「働き者カード」を1枚捨てる。

②特殊カードを1枚捨てる。

③「怠け者カード」を任意のプレイヤーの前に置く。置かれたプレイヤーは手番がスキップされる。ただし、置かれてすぐ、「働き者」カードを捨てることで、置かれた「怠け者」カードを除去できる。

①、②はアクションフェイズの回数を増やすことができる。両方やれば、アクションフェイズを3回行える。

アクションフェイズ:

通常アクション:

①山からカードを1枚引く。

②作物カードを1枚、畑に置く。このアクションにより、カード枚数が最大になったら(3枚置ける場所に3枚目を置いたら)、ボーナスで山からカードを1枚引ける。

③「雑草」を他のプレイヤーの畑に置く。(すでにカードが置ける最大枚数置かれていたら置けない)

④「働き者」カードを使って、「雑草」もしくは作物カードを1枚畑から除去する。

⑤手札と場札を1枚交換する。

特殊アクション:

①バザー:市場カードをすべて捨てて6枚引き直す。さらに、2枚まで手札と交換できる。

②休日:各プレイヤー、手札を3枚捨てて、山からカードを3枚引く。(これにより次のターンに勝ち確のプレイヤーの邪魔をするなどできる)

③カラス:捨て山からカードを1枚取る。(事前に何が捨てられているか確認してもよい)

④カラスと「怠け者」カードを同時に使うことで、任意のプレイヤーの畑からカードを1枚除去できる。

掃除フェイズ:

手札が4枚になるように捨てる。(特殊カードはカウントしない)

感想

面白かった。

取り立てて新鮮な要素、独特な要素があるわけではないが、そつなくまとまっていて、ボードゲームの面白さを手軽に味わえる良策。

涼夏と千紗都と『キッチンガーデン』

3人プレイでのプレイ記があります!

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