【レビュー】インザルーイン*遺跡を探索して宝石を持ち帰れ!
概要
紙ペンゲーム。場に置かれた探索カードの図形を自分のシートに記入し、通路を繋げて、その通路上を探索者コマが移動する。
探索者が<目的地>に辿り着くと宝石が獲得でき、また新しい<目的地>が出現する。
ゲームは前半ステージと後半ステージで構成され、後半ステージはゲームが終了するまでの間に出入口マスに戻り、脱出する必要がある。(脱落はしないが大きなマイナス点になる)
見つけた宝石の数や、シートの埋め具合、また座標間を通路で繋ぐ目標などによりVPを獲得する。
ルール
マップの記入方法
探索カードに書かれた図形に従って、マップに○か■を描く(塗り潰す)。ピースは回転や反転させて構わない。
○は<通路>になり、探索者が移動できる。
■は<壁>になり、探索者は通過できない。
探索カードの図形すべてを○で描く。すでに記入された○か■と接していないといけない。また、2×2マス以上連続した○ができるようには描けない。
ゲームの準備
最初、探索カードを一人2枚配り、場に表向きに3枚並べる。
配られた2枚の内の片方をすべて○で、もう片方をすべて■でマップに記入する。この時、中央の出入口マスが必ず○になるようにする。
目標カードは一人4枚配って、2枚を選ぶ。
各プレイヤー、自分の2枚の探索カードのアルファベットを言って、全員が自分のマップ上の同じアルファベットをマークする。これは、宝石を獲得できる<目的地>になる。(プレイヤー数の2倍の<目的地>ができる)
その後、探索カードは捨て札にする。
ステップ1-1
3枚並べられた探索カードの内、山札から最も遠いカードについて、
A.すべて○で記入する。
B.すべて■で記入する。
C.1マスのみ■で記入してペナルティトラックに1つチェックを入れる。
ステップ1-2
その探索カードの左上の数値だけ、探索者コマを動かすことができる。
・<目的地>の上で止まると、ステップ2で宝石を獲得できる。(ステップ2で宣言する)
・出入口マスで止まると、ステップ2で脱出を宣言できる。(後半ステージのみ)
ステップ2
・脱出したプレイヤーは、以降ステップ1~2を行えない。
・宝石を獲得したプレイヤーは宝石トラックにチェックを入れる。さらに目標カードを1枚引く。(すでに5枚持っていたら引けない。つまり、適度に後述の特別アクションを打とう)
誰かに宝石を発見された座標は、すでに<通路>であれば四角く囲って<ゲート>になる。<通路>でなければ、■を描いて<壁>になる。※ステップ1-1で、ぽつんと出来たその<壁>に接するように置くこともできる。
その後、宣言された<目的地>の種類の数だけ、場から探索カードを捨てる。足りなければ山からめくって捨てる。
捨てたカードのアルファベットは、新たな<目的地>になる。(いずれかのプレイヤーが偶然そのマスにいたら、宝石獲得の処理を行う)
最後に、場が3枚になるように探索カードを並べる。
ステップ3
脱出したプレイヤーの数だけ場から探索カードを捨てる。足りなければ山札から捨てる。
ステップ3では、新しい<目的地>は生まれない。
再び、場が3枚になるように探索カードを並べる。
前半ステージの終了
ラウンドの終了時、場に探索カードが1枚も並んでいなかったら、前半ステージ終了。
各プレイヤー、○か■が集合して作る最も大きい四角形の面積をVPとして記入する。
その後、探索カードをシャッフルして山札にし、場に3枚並べる。
ゲームの終了
再び場に探索カードが1枚もなくなるか、全員が脱出したらゲーム終了。
・スクエアボーナス:前半同様、最大四角形の面積
・宝石ボーナス:獲得した宝石数×10VP
・ペナルティー:ペナルティー数×-10VP
・栄誉ボーナス:脱出1位が30VP、2位が10VP、未脱出は-20VP
・ルートボーナス:目標達成(通路で繋がっている)×15VP
特別アクション
各ラウンドのステップ1で、目標カードを1枚捨てることで、特別アクションを1回だけ行える。
以下の2つの内のいずれか。
・ステップ1-1で、追加で1マス分、○か■を記入する。隣接のルールは適用されるが、ステップ1-1で描いた図形に隣接している必要はない。
・ステップ1-2で、1マス移動扱いで<ゲート>間を移動できる。
感想
ルールはそこまでめちゃくちゃ複雑というほどでもないが、<目的地>を<ゲート>にし忘れたり、新しい<目的地>をチェックし忘れたり、忘れがちなルールが多い。
後は、目的地が文字をなぞっただけではわかりにくいので、これは色を付けると圧倒的にわかりやすくなってオススメ。
プレイ中、他の人のシートは一切見ないから、個人プレイ感は強い。ただ、いきなりもう少しで目標達成というところで、その座標が<壁>になったりするので、そこはドキドキ感がある。
他の人のシートを見ないので、1回目のスクエアボーナスや、○が正方形になってはいけないルールは各自気を付けたい。
間違えると最後にペナルティーはあるものの、そこに至るゲーム性が変わってくるので、やはり間違えずにゴールを迎えたい。
運要素ではないが、相手がどの<目的地>を押さえるかは、ほとんど知るすべがないので、そこは運要素に感じるかな。
涼夏と千紗都と『インザルーイン』
3人プレイでのプレイ記があります!