【レビュー】ゲスクラブ*お題から連想した6つのものは?
概要
『Guess Club』は推測ゲーム。
プレイヤー全員が共通のお題に対して、6つの単語を連想して書き、1つずつ発表する。
一致すればお金がもらえ、一致しなかったらお金を失う。
また、途中でそのラウンドで一致する数を賭けることができる。
ラウンド終了時、その数が一致すれば一気に大金持ちに。
3ラウンドで最もお金を稼いだ人が勝利する。
ルール
全員、150ドルと6枚のホワイボードタイプの回答カードを受け取ったら、お題カードでお題を決める。
上の写真では、「事件が起きそうな場所」というお題になっている。
これを全員、6つの回答を考えて書いたら、一人1つずつ発表する。
この時、他の誰とも一致しなければ、カップの中に10ドル入れる。カップの初期金は30ドルで、ずっと一致しないか、後述の「賭け」を行った場合、カップの中身はどんどん増えていく。
もし一致したら、一致したプレイヤーは全員カードを公開する。一致したプレイヤーはカップのお金をすべてもらえる。その後、再び初期金の30ドルをストックから入れる。
手番ではカードの公開の他に、10ドルをカップに入れて、一致する回答数を賭けることもできる。
各ラウンド、誰か一人が手札をすべて出したら終了するが、その時に他のプレイヤーと一致した回答数が当たれば、ボーナス金を当てたプレイヤーで山分けする。
なお、ラウンド終了時に回答カードが残っていた場合、1枚につき20ドルを支払い、ボーナス金に加えられる。
3ラウンド行い、最も多くお金を稼いだ人が勝利する。
感想
面白い。
基本的には賭けて一致数を当てるアクションが強いが、みんなで賭けまくるとカップの中がいっぱいになるので、普通にカードを出すプレイが強くなったりもする。
また、どのタイミングでゲームが終わるか、自分が終わらせるかも重要になる。最後の1枚になった時、それを出してゲームを終わらせるか、あるいは敢えて賭けることによって引き延ばすかは重要な戦略。
もちろん、6つの言葉を連想するフェーズも面白いし、それを公開してワイワイ盛り上がることこそ、このゲームの本質である。
欠点が2つ。
まず、回答カードが透ける。ゲームの性質上、すべてのカードを裏向きにして置いておくのは現実的ではない。いちいち確認するのが大変だし、机やマットを汚してしまう。
また手で持つと手が汚れる可能性も高いし、カード立てを使うのが一番良いが、そうすると相手の書いた内容が透けて見えてしまう。
もう1つは、消す時にゴミが出ること。ホワイトボードとマーカーという性質上、仕方ないのだが、これも机や床、マットを汚してしまう。
メモ用紙や大きめの付箋、安いカードなどにペンや鉛筆で書いてやった方が良いのではないかと感じた。
ゲームの内容が良いだけに、回答カードの仕様が余計に残念である。