【レビュー】グラスロード*資源を集めて建物を建てよう!

2022年7月7日

グラスロード

概要

カードと建物の効果を使って資源を増やしたり建物を建て、最終的に建物の得点が多いプレイヤーが勝利する。

カードは同じセットで一人15枚持ち、建設ピリオドを4回行う。

建設ピリオドでは15枚のカードから5枚を手札とし、1枚ずつプレイする。

この時、他の人の手札とかぶらなければ2つ書かれた効果をどちらとも使うことができ、かぶった場合、1つだけを使うことができる。かぶった人もそのカードをプレイできる。

すなわち、出すカードはなるべく他の人とかぶらないようにし、残すカードはなるべく他の人が出しそうなカードにすることで、1回のカードラウンドでよりたくさんの効果を使用できる

3回プレイしたら、その建設ピリオドは終了する。(かぶりは2回まで。つまり、カードは3枚しか使わないこともあれば、5枚とも使えることもある)

ルール

『グラスロード』は資源で建物を購入して、自分の個人ボードに建てる。

4回の建設ピリオドの後、得点計算をして、最も勝利点の多いプレイヤーが勝利する。

勝利点は建物タイルからしか入らない。

建物について

建物には、裏が青色の加工建物と、裏が黄色の即時建物、裏が茶色のボーナス建物の3種類がある。

それぞれ左側に購入に必要なコスト(資源)、右側に効果が書かれている。

加工建物の効果は、ゲーム中いつでも、何度でも使用することができる。

即時建物の効果は、購入時に1回だけ、即時に使用できる。

ボーナス建物は効果を持たず、ゲーム終了時に勝利点になる。

資源について

資源は上のようなホイールのついた生産ボードで管理する。

右のホイールの右の緑のコマから順に、ガラス、珪砂、食料、木炭、水、木材。左のホイールは食料と木炭が再び登場し、赤のレンガとオレンジの粘土を管理する。

もし下の写真のように、珪砂が1つ手に入り、ホイールの0の位置が空くと、

自動的にホイールが回転して、ガラスが生産される。他の資源はすべて1つずつ失われる。

専門家カードについて

専門家カードは15種類あり、各プレイヤーが同じセットで持つ。

左側にコストが、右側には2種類の効果が書かれている。(使い方は後述)

建設ピリオドについて

『グラスロード』は建設ピリオドを4回行ったらゲームが終了し、得点計算をする。

各建設ピリオドでは、まず15枚のカードから5枚を選んで手札にする。

建設ピリオドでは、3回のカードラウンドを行う。

カードラウンドでは、まず全員がカードを1枚、裏向きに置く。

その後、スタートプレイヤーから順にカードをめくる。この時、もし同じカードが手札にあったら、すぐさま公開してプレイする。

こうしてカードがかぶった場合、2つ書かれた効果の内、どちらか方を使用できる

誰ともカードがかぶらなかった場合、2つある効果を両方とも、好きな順に使用できる。(左側の支払いは1回でよい)

下の写真では、まず緑プレイヤーが「焼き畑農業」を出し、黄色のプレイヤーとかぶった。その後、赤のプレイヤーも「焼き畑農業」を出しており、(すでに他のプレイヤーの手札には存在しないので)両方の効果を使用した。

すなわち、建物の取得に関しては手番の早いプレイヤーが有利だが、カードラウンドにおいては、手番の遅いプレイヤーの方がカードの効果を両方使用できる可能性が高くなる

なお、かぶったカードは自分の個人ボードの横に置くが、1回の建設ピリオドで2枚までしか置くことができない。(3回目以降はかぶってもプレイできない)

こうして3回のカードラウンドを終えると、5枚すべての手札を使い切るか、1~2枚のカードが手札に残る。

建物の補充は建設ピリオドが終わった後に行う。スタートプレイヤーは左隣のプレイヤーになる。

その他のルール

・2人プレイの場合、カードラウンドにおいてプレイヤーは裏向きには置かず、表向きに公開する。どちらかのプレイヤーの手札がなくなったら、その建設ピリオドを終了する。

・3人プレイの場合、最終ラウンドでは個人ボード上の建物タイルが最も少ないプレイヤーがスタートプレイヤーになる。

・食料か木炭を得た時、2つのホイール両方に振り分けることはできない。

・加工建物の変換は何度でも行うことが可能だが、1回ずつ行う。もしその最中にホイールの0の部分が空いたら、ホイールを動かさなくてはならない。

感想

事前に物足りなさというか、軽さが良いという評価をちらほら目にしたが、思ったよりは重たいプレイ感だった。

ルールは簡単なのだが、把握する建物の効果が多い。

資源の管理は事前に想像したよりは難しくなかった。

カードを出す駆け引きは、正直なところ(無理という意味で)難しいかなと思った。自分のしたい5枚を選び、したい順に出して、かぶったら残念とか、かぶったらラッキーとか、それくらいの感覚。

建物タイルの枚数の割に、1ゲームで使う枚数は少ないので、リプレイ性はありそう。

涼夏と千紗都と『グラスロード』

3人プレイでのプレイ記があります!

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