【レビュー】ファーナス -ロシア産業革命-
概要
オークションフェイズと生産フェイズを繰り返し、カードを集め、カードの効果を使って資源を増やし、それをお金に替える。
4ラウンドの後、最もたくさんお金を持っているプレイヤーが勝利する。
ルール
オークションフェイズ
ディスプレイされたカードに、自分の色の1~4のディスクを1つずつ置いていく。
原則、自分のディスクは1枚のカードに1つしか置けない。また、すでに置かれている数字のディスクは置けない。
全員がすべてのディスクを置いたら、山札に近いカードから順に、勝者(置いたディスクの数字が一番大きい人)がカードを獲得する。
この時、負けた人はカード上部の効果を使うことができる。
上の写真だと、左のカードは鉄を歯車に変換できるし、右のカードだと鉄がもらえる。
2で負けた人は2回・2つ、1で負けた人は1回・1つとなる。
生産フェイズ
次に、獲得したカードの効果を使って資源やお金を増やしていく。
上の写真だと、例えば左から2番目のカードで石炭を2つもらい、右から2番目のカードで石炭をオイルに替え、真ん中のカードでオイルを4金にする。
初期カードには、歯車を使って獲得したカードを改良する(裏返す)効果もある。これにより、カードの効果が強くなる。
これを4ラウンド繰り返し、最もお金を多く稼いだ人が勝利する。
資本家カード
各プレイヤー、ゲーム開始時に資本家カードを1枚受け取る。
固有の能力を持っており、下のカードだと、オークションフェイズで負けた時に、例えば「2」で負けても3回・3つ効果を発動できるようになる。
感想
面白かった。
特にオークションフェイズが秀逸で、負けても良いではなく、負けた方が良いケースが多々ある。
いかに大きい数値で負けるかを考えるには、他の人がどの数字のディスクを使い、どの数字のディスクを残しているかを把握したり、何を欲しがっているかを考える必要がある。
その後の生産フェイズは全員一斉に行うので、ソロプレイ感が強い。ぶっちゃけ、間違えても誰も気付かないレベル。
もちろん、一人ずつやってもいいし、人数が少なければそうした方がいいかもしれない。オレのカッコイイ連鎖を見てくれと言いたい。
少々地味ではあるが、カードの効果が回る爽快感が手軽に味わえる。ルールのボリューム的にも、ゲーマーズゲームの登竜門に丁度良い。